虹を架けて、駆けて、咲かせて、繋げる

 みなさんこんにちは、わらみんです。超~~~~~~~~久しぶりにブログを書いております(3~4ヶ月ぶりくらい?)

 今回は自分の中でどうしても文章として書き残したかったことがあったので、それについて記事にしようと思い、こうしてブログにまとめております。



 今回の内容は、「私が思う、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会にとっての『虹』」です。

①きっかけ

 私が今回「虹」について触れていこうと思ったきっかけがあります。それが

 ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 5th ライブ!「虹が咲く場所」です。

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 元々、「虹とは何か」という議題が自分にとってすごく難しい内容で、ずっと納得のいく答えを導き出せずにいましたが、虹ヶ咲のアニメを通して、そしてアニメの集大成である5thライブを通して答えを導き出せるのではないかと信じていました。だから、このライブは「自分にとっての『虹ヶ咲における虹』を探す旅」でもあったんです。

 そして、今回のライブを通して私の中で一つの答えが導き出せました。今からの内容については私個人の見解になります。共感してくださる方がいたら嬉しいですし、私の考えと違う方がいても、その方の考えを聞けるきっかけになるのでそれもまた嬉しいです。

 同じく虹について、私のフォロワーさんであるトーヨーさんが触れられているのでそちらの記事も是非よろしくお願いします!(御本人様より許可をいただいております)

note.com

②「虹」と「未来」

 まずは「虹」と「未来」の関係について述べていきます。


 実は5thライブを終えるまでは、「虹ヶ咲における『虹』」って「未来」のことを指しているんじゃないかって思ったんです。

 そう考えていた理由は2つあります。


 1つは「どれだけ歩み続けても『未来』には永遠にたどり着けない」からです。


 どういうことか簡単なイラストを用いて説明していきましょう。
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 (ものすごくざっくりしたイラストになってしまった…)

 ここでは「今」を今年2022年、「未来」を3年後の2025年と仮定して考えています。そこから3年が経ち、「未来」と仮定した2025年がやってきたとします。すると、その時点では「未来」「未来」ではなく「今」と置き換わります。

 伝わりにくい説明になってしまっていたら申し訳ないのですが、要するに「今より先に進むことは絶対にできない」ということです。


 この理論を考えた背景には「未来ハーモニー」の歌詞があります。

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歩いていこう ギュッとずっと
虹が待ってるよ(Oh Brand New World)

(「未来ハーモニー」より引用)


 「虹が待ってるよ」とありますがこの曲、「虹」にたどり着いた描写が無いんです。(直後に「やっと来れたね」とありますが、どこに来れたのかが明確でないため「未来」ではないという想定で話を進めていますが…)

 現実世界における「虹」についても、虹のふもとには永遠にたどり着けないと言われています

 そのため、どれだけ時間が経とうとも、どれだけ歩き続けても、永遠にたどり着くことの出来ない象徴として「虹」と「未来」が大いに関係してくるのではないかと考えました。



 「虹」=「未来」と考えていた2つ目の理由は、虹を「光の軌跡」として考えたからです。これも文字だけだと伝わりにくいので、またまたイラストを用いて説明します。

 (マジでいろいろと申し訳ありません…)


 輝きを現在地点(「今」)、輝きの軌跡を「過去」、それによって描き出されるものを虹(「未来」)に置き換えてみました。(現実の虹の出来る原理とは違いますが)

 「未来」とは「過去」「今」の積み重ねによって作り上げられるものであるというのが私の考えです。

彼方「毎日イマを全力で楽しんでいけば、きっと寂しいだけじゃない未来が来てくれると思うよ」

(テレビアニメ2期11話「過去・未来・イマ」より引用)


 (自分にとって、とても大切なセリフです…!)

 彼方が果林に向けたこの言葉、「どのようなイマを過ごすかによって、築き上げられる未来が変わってくる」とも言えると個人的には思います。


 Future Paradeにはこのような歌詞があります。

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きみの虹は いつも 胸の中
明日へと駆けていくんだ

(「Future Parade」より引用)


 ここでいう「きみ」とは「一人ひとりの『あなた』」ではないでしょうか。

 当たり前ですが、「イマ」の過ごし方は人の数だけ存在します。つまり、描かれる未来(虹)も人の数だけ存在するということです。


 ここまで未来を「築き上げる」という言葉を使ってきましたが、個人的な考えとして「イマ」を生き続ける限り、未来は永遠に完成しないものとして認識しています。「築き上げる」というよりは「築き上げ続ける」と表現したほうが正しいかもしれません。(完成している描写がある歌詞を見落としていたら申し訳ありません…)

 

高み目指して 輝き続ける
虹のようなSTORY

(「繚乱! ビクトリーロード」より引用)


 初見では、「虹のようなSTORY」って聞いてもあまりピンとこなかったのですが、5thライブを終えた今改めて聴くとこのフレーズが、「虹」が「『今』を輝き続け、歩み続けることで描き出される『未来』」であるということを感じさせます。

 「完成しないもの(作り続けるもの)≒たどり着けないものである」というのが、「虹」と「未来」が結びついていると考えた2つ目の理由です。

③「虹」と「夢」

 続いて、「虹」と「夢」の関係について触れていきます。

 虹ヶ咲においては「虹」に対して「咲く」という動詞が頻繁に使われていますよね。本来、「虹」に使われる動詞って「架かる」とか「出来る」であって、「咲く」という表現は「花」に対して使われるはずです。

今 虹の花を咲かせて
どこまでも強く駆けてく
キミの胸に光るイデア
新たなステージへ導く

(「繚乱! ビクトリーロード」より引用)


 この曲では「虹の花」と表現しており「虹」「花」が密接に関わっていることが読み取れます。

 ですが、「虹」「虹の花」とではニュアンスが異なるものとして考えています。

 先程述べたように「虹」が「完成しないもの、たどり着けない場所」の一つの表現方法であるならば、「虹の花」とは「完成したもの、たどり着いた場所」の象徴であると思っています。では、「『完成したもの、たどり着いた場所』の象徴」とは一体何なのでしょうか。


 私は「夢」であると考えました。


 2期のエンディングでは同好会のメンバーが花に水を上げているシーンが印象的でしたよね。花が咲くには水が必要です。

 「水」にあたる表現としては先程の歌詞の中にある「キミの胸に光るイデアが一番ぴったり来るんじゃないかって思いました。

 イデアっていうのはプラトン哲学の用語の一つで「見られたもの、知られたもの、姿、形」などの意味があるんだそうです。(調べながら「うーん、中々難しい…」ってなってましたが)

 これは個人的な解釈ですが、虹ヶ咲におけるイデアの意味って「トキメキ」とか「想い」とかそういったものがあげられるんじゃないかと思います。

 アニメにおいてもスクスタにおいても、キャラクターが何かを始める時って必ず何かに「トキメキ」を感じているんですよね。

 水という「想い」や「トキメキ」そして曲名にある「夢が僕らの太陽さ」のとおり、夢を太陽として花が咲くということです。


 さてこのように文章にしてる途中で1つ、超が付くほどの矛盾が発生してしまったわけですが。


 「夢が僕らの太陽さ」


 思いっきり言ってますやん…。曲名として「夢」=「太陽」の式が既に出ちゃってたんですよね…。

 「じゃあ花って一体何なんだ?」という疑問が生まれることになったわけです。このあたりに関しては大分悩みましたね…。

 そんな中で、私はある一つの仮説を立てたのですが、その仮説が私にとって一番納得のいくものだったのでそれについてまとめていきます。


 結論から言うと、「虹の花」も「太陽」も同じ「夢」であるということです。ですが、それぞれの意味合いは異なります。

 厳密には「虹の花」=「自分自身の夢」であり、「太陽」=「自分以外の夢」であると考えています。

 美里視点で見た2期4話を例として挙げてみましょう。

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 夢をかなえ続ける愛が「太陽」

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 愛たちのライブを見て美里の中に新しく生まれた想いが「水」

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 そして美里自身の夢が「虹の花」

 2期4話後半の一連の流れは、「誰かの夢によって新しく想いが生まれた人が自分自身の夢を叶えるために一歩踏み出す物語」という解釈で考えていました。

 エンディングの映像では、「花」「虹」「水」がセットで描かれてましたよね。

 メンバーが水をあげているシーンでは直接描かれていたわけではありませんが上空には太陽が輝いていたのではないかと推測します。

 ”誰かが夢を叶えている姿(太陽)を見て自分自身の中に生まれた「想い」(水)、その2つをきっかけとして自分自身の夢(花)を育てていく。その過程で「それぞれの夢と夢が繋がった瞬間の虹」が生まれる。また、自分自身が咲かせた「夢」という名の「花」別の誰かにとって太陽のように輝くことになる。”

 そして夢を叶える物語の連鎖の象徴として「虹」が現れる。おそらくこういう事なんじゃないかなって思います(矛盾解消のためにはこの解釈しか残ってなかった…。そして伝わりにくかったら本当に申し訳ありません…。)


 さて、この記事を書きながら「虹」と「夢」の関係を調べるためについて虹ヶ咲全体曲の歌詞を読み返す機会があったんですけど、そこであることに気づいたので、見つかった限りの歌詞をピックアップしていきます。

 

夢の虹は いつも 胸の中
僕らを繋いでるから

(「Future Parade」より引用)

 

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もう 一人の夢じゃないね

(「Just Believe!!!」より引用)

 

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私たち夢で繋がってるんだ

(「L!L!L!(Love the Life We Live)」より引用)


 いや、ここまで一致することあります…?

 しかも、すごいのはこれだけ共通点のある歌詞が見つかったことだけじゃないんです。

 この3曲、全部5thライブの有明公演で披露されてるんです。さらにこの3曲は有明公演の後半に固めて置いていて、「それぞれが夢を通して繋がっている」というメッセージがセトリに込められているんじゃないかとさえ思いました。

 おそらくですが「夢の虹」とは、「夢と夢が繋がる瞬間に現れる虹」ではないかと思います。本来虹とは、出来てしばらくすると消えてしまう「瞬間的なもの」ですが、夢と夢が繋がっている間は永久的に消えないものとして残り続けると考えました。(おそらく「永遠の一瞬」という曲名はこう言ったニュアンスも含まれているのかなと個人的に思ったり。まあもっと他に大きな理由はあるのかもですが)

 夢と夢が繋がっていると思わせてくれた場面は、5thライブで披露された「夢が僕らの太陽さ」の演出にもありました。

 「次は、あなたの番!」という高咲侑/矢野妃菜喜さんのセリフと共に始まり、12人のメンバーが、矢野さんが持っている籠の中に自分のイメージカラーの花を入れていくというものでしたよね。あの演出は「ある人の夢がきっかけとなって別の人の夢へと繋がっていく」「一人だけの夢ではない」というメッセージが込められていると感じ取れました。

 スクスタにおいてもアニメにおいても、虹ヶ咲の物語は「夢と夢の繋がり」を前面に押し出しているような印象を受けました。


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 同好会での活動やスクールアイドルフェスティバルでみんなが夢を叶えていく姿を見て、自分の夢に向かって歩き始めたのように


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 みんなの夢を背負って、それを一緒に叶えていく「あなた」のように


 侑も「あなた」も、夢を持ち夢を叶えていく同好会のメンバーの姿はまるで「太陽」のように光り輝いていたんじゃないかって。


 だから夢が叶った瞬間には空には虹が架かっていたのではないでしょうか。

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 「虹が咲く」という表現において、「虹」はもしかすると「夢」という「虹の花」と「夢と夢を繋げるもの」である「虹」の2つを指しているのかもしれません。

④「虹」と「想い」

 次は「虹」と「想い」の関係について述べていこうと思います。

 「想い」という言葉だけだと、かなり抽象的な表現になってしまうので、この項における「想い」は、≒「エール」と置き換えて話を進めていくことにしましょう。


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 5thライブの武蔵野公演で披露された「Hurray Hurray」では、ラスサビから矢野さん巨大なニジガクフラッグを大きく振ってパフォーマンスをしていましたよね。

 あの光景は、パフォーマンスをしている12人からだけでなく高咲侑からもエールを送ってくれているように見えました。「次は、あなたの番!」というセリフがあったように、あの演出は「高咲侑」から「次の『あなた』」へとエールを送り、想いを継承していくための儀式ともいえるのではないでしょうか。

 アニガサキにおける「想いの継承」といえば思い浮かべるものがあって、私の中では美里から始まったリレーと、せつ菜から始まったリレーが特に印象に残っています。


 まずは、美里から始まったリレーを振り返ります。

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 美里から、愛へ

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 愛から、璃奈へ

「出来ないことは、出来ることでカバーすれば良いってね。
一緒に考えてみようよ!」


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 璃奈から、ミアへ

「夢を叶えるのがスクールアイドルだよ」


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 ミアから、ランジュへ

「君は、どうする?」


 美里から始まった想いのリレーは、「自分の夢や目標を叶えるための『エール』」として受け継がれていったのではないかと考えています。


 次に、せつ菜から始まったリレーについて振り返ってみます。

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 「せつ菜」から、歩夢へ

「始まったのなら、貫くのみです!」


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 歩夢から、「菜々」へ

「始まったのなら、貫くのみ!でしょ?」


 せつ菜から始まった想いのリレーは、「夢を、大好きを最後までやり抜く決意・覚悟」として受け継がれていったのではないでしょうか。


 「想いのリレー」という言葉を使わせていただいたのですが、この言葉を選んだのは訳がありまして

あふれる想いのバトン 繋いで行こう

(「Future Parade」より引用)

 

夢のバトン 繋いでいくんだ

(「全速ドリーマー」より引用)

 

 (「『バトン』といえば『リレー』だよね!」という私の安直な発想なのですが…。)

 「全速ドリーマー」には「勇気のバトン」という歌詞もあり、虹ヶ咲が「想い」や「夢」などをまるでリレーのように「あなた」から「次のあなた」へと受け継いでいくことを重要視しているようにも思えました。

 虹ヶ咲においてはアニメにおいても歌詞においてもスクスタにおいても、「想いの繋がり」を前面に出したものが多いように感じます。


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「スクールアイドルはそれぞれ学校が違うし、ファンもそれぞれやりたいことは全部違うけど、それでも同じものを好きになれば仲良くなれるし、力を与えあえる。」

「突き詰めると、みんな根っこは一緒で、大切な人を応援できる友達なのかもね。」


 このセリフ、虹ヶ咲の物語における核となる要素の一つにもなりうる言葉だと思っています(というか彼方さんマジで名言しか言わないじゃん…!)

同じ空の下どこまでも
この歌で繋がってく願い

(「Hurray Hurray」より引用)


 この歌詞においても、「歌」「願い」という2つのもので「同じ空の下」にいる一人ひとりの「あなた」との繋がりを表しているように感じます。

 それぞれのスクールアイドルや、それを応援する人たち全て。「夢」や「想い」や「エール」、みんなを繋げているものの象徴として「虹」という言葉に表すことができるのではないでしょうか。

⑤虹とは「○○○」である

 さて、ここまで「未来」「夢」「想い」などのそれぞれの視点から「虹」との関連性を述べてきました。

 私にとって「虹ヶ咲における『虹』」って何なのかという問いに対する現時点での答えを出したいと思います。

 私が出した答え、それは


 虹ヶ咲における虹とは、『架け橋』である」


 ということです。

 ここからは、なぜ「虹」=「架け橋」という式を導き出したのか、再度「未来」「夢」「想い」の観点から理由をお話ししたいと思います。


 まずは「未来」と「架け橋」の関係について述べていきます。

 「架け橋」を基にして考えると、「虹」は「今」と「未来」を繋ぐものだと考えています。

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ミライへと橋を架けよう

(「虹色Passions!」から引用)


 架け橋の始点を「今」としましたが、これは時間において人間は過去には戻れないため過去から橋を架けるのは不可能だと考えたからです。

 また、架け橋の終点は「未来」ですが、先程述べたように人間は「今」より先には進めず、未来にはたどり着けません。当然、橋は永久に「未来」に架かることはありません。ここで「完成しない。たどり着かないものの象徴」である「虹」として繋がってきます。


 次に「夢・想い」と「架け橋」の関係について述べていきます。

夢と夢 繋いでいこう

(「虹色Passions!」より引用)


 この場合、架け橋の始点となるのは「ある人物と、その人物が持つ夢や想い」、終点になるのは「起点となった人物の夢や想いを受けた別の人物と、その人物が新たに抱いた夢や想い」ではないかと考えました(わかりづらい文章ですみません…。)

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 虹ヶ咲4thライブにおいて、L!L!L!披露の際にファン一人ひとりのメッセージが集まってお台場から京セラドームを繋ぐ演出がありましたよね。あの演出もまさに「想いを繋ぐ架け橋としての虹」と言えるのではないでしょうか。

 また、人から人へ虹という名の架け橋が繋がると、また次の「あなた」へと橋が架かり、それは限りなく続いていくのではないかと考えています。これが記事中に何度か挙げた「完成しない象徴としての虹」と繋がってきます。

⑥虹の架け橋

 ここまで、虹ヶ咲における「虹」とは何なのかというテーマで話を進めてきましたが、ここでアニメ2期のメインテーマである「虹の架け橋」に焦点を当てていきたいと思います。


 「虹の架け橋」は2期劇中において4回使用されています。

 使用された場面は以下の通りです
 ・ランジュと侑達同好会が互いに決意表明し、メンバーが侑の夢を応援するシーン(2期1話)
 ・5校合同文化祭兼第2回スクールアイドルフェスティバル(以下SIF)の開催を提案するシーン(2期6話)
 ・「TOKIMEKI Runners」を披露し、第2回SIFを締めくくるシーン(2期8話)
 ・同好会1stライブ後日のそれぞれのメンバー(2期13話)

 それぞれの場面について1つずつ考えてみたいと思います。



 まずは2期1話から

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歩夢「夢は違っても、私はいつだって力になるからね!」

かすみ「かすみんだって、いっぱい応援しますよ!」

果林「私たちも同じ気持ちよ」


 同好会のメンバーが抱く夢は一人ひとり違うものです。しかし、お互いに夢を持つ者同士が支え合う、応援しあうと言った部分ではそれぞれのスクールアイドルが繋がっているのではないでしょうか。



 次に2期6話。

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 SIFへの参加希望者が多すぎて文化祭とSIFをどちらか選ばざるを得なくなった状況で、5校合同で文化祭とSIFを同時に開催するという第三の選択を取ったシーンは、「大好き」を大切にするせつ菜らしさを感じることができました。

 この合同文化祭とSIFは5日間にわたって行われることになるのですが、ここでも「想いのリレー」要素が入ってきていると個人的に考えました。

 1日ごとに文化祭の主役となる学校が代わっていく流れは、生徒たちがスクールアイドルや学校に対する「大好き」の想いを繋げていったように見えました。



 次に2期8話。

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 (初見時はタイトルとルビで横転した思い出)

 8話における「虹の架け橋」は、音楽の夢を持つ侑やスクールアイドルとしての夢を持つ同好会メンバーだけでなく、共にSIFを作り上げた虹ヶ咲の生徒たち全員や他校のスクールアイドル達、他校の生徒たち全員の夢が繋がったからこそ流れたものではないかと感じます。

 「虹が始まる場所」というサブタイトルは個人的には「みんなの夢が叶い、そして次の夢への『橋』を架ける場所」だと考えています。



 最後に2期13話。

 同好会のファーストライブをやり遂げたその後の話でしたが、未来のことを考えたり次の夢に向かって進むメンバーもいたのが印象的でした。

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 せつ菜の想いを受け継ぎ、新生徒会長として虹ヶ咲の未来を築き上げていく道を進み始めた栞子。

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 将来を見据えて、モデル以外の選択肢を増やすことを決めた果林。

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 スクールアイドルの魅力を広めるため、単身ロンドンに留学した歩夢。

 1stライブという一つの夢が叶った後も更に次の夢へ、そして未来へと彼女たちは歩み始めます。それぞれにとっての新たな始まりが描かれていたからこそ、13話では「虹の架け橋」が使われたのではないかと考えました。


 この劇伴は他にも虹ヶ咲の4thライブ終盤に初解禁された2期のティザーPV、そして5thライブ開演時(こちらはアレンジが加わっていました)にも使われています

 まとめると、「虹の架け橋」という劇伴が新しい夢や未来に向けて進み始める際に使われているのではないかと考えました。これも、私が「虹」=「架け橋」だと導き出した理由です。

⑦最後に

 読みづらい点、突っ込みどころ等沢山あったかもしれませんが、ここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございました。コンパクトにまとめる予定だったのですが、書きたいことを書くうちに気づけば長文になってしまいましたね…(わかりやすい文章書くのって難しい…)

 この記事で書いた内容はあくまで私自身が出した「一旦の」答えなので、今後の虹ヶ咲の物語展開によっては今の答えが変わってくる可能性は大いにあります。その上で新しい発見があればこの記事に追記という形で残していこうと思っております(要するにこの記事は永遠に完成しません)

 私個人としても、今これを読んでくださっている皆さんが「虹」に対してどんな考えを抱いているのかすごく気になっているので、それに言及した記事やツイートを見た際は秒でシュバりに行きたいと思っております。

 改めて、お付き合いいただきありがとうございました!最後に一つ皆さんに問いかけをして、この記事の締めにしたいと思います。



 あなたにとっての「虹」って何ですか?