愛とは「育むもの」である

 「愛っていうのは育んでいかなきゃいけないんです!」

 これは虹ヶ咲6thライブの愛知公演Day1、その最後のMCで久保田未夢さんが仰っていたことです。

 今回、このライブに至るまでに「愛」とは何かという議題について、自分なりに気持ちを整理したり、また、それについて思い思いの意見をスペースで沢山の人たちと話し合ったりしてきました。

 ですが私自身、「育む」という考え自体は当時はパッと思い浮かばなかったんですよね。

 そもそも「恋」に始まった感情が育った先にあるものが「愛」だと思っていて、どこかそれを「ゴール地点」だと思い込んでしまっていたんです。だけど今回の虹ヶ咲6thライブを通して、沢山の「愛の交換」を体感して「『愛を育む』ってこういう事なんだ」と、自分なりの答えを見つけることが出来ました。

 なので今回は、私が虹ヶ咲6thライブ全4公演を通して「交換した愛」と、「愛を育むということはどういうことなのか」についてお話しできればと思います。

 皆さん、最後までお付き合いの程よろしくお願いいたします。

 

①with スクスタ

 去年の4月、突如として通達された「サービス終了」のお知らせ

 私にとって虹ヶ咲のことを触れるきっかけになった場所であり、故郷とさえ思っているスクスタ。そんな場所がなくなると知ったときは「悲しさ」「寂しさ」「悔しさ」様々な感情が渦巻いていました。

 それでも、虹ヶ咲を追いかける自分にとっての「走り続けた証」の一つでもあるスクスタを決して忘れない、永遠にしたい、そんな思いで色んな人たちのスクスタの企画に参加させていただきました。

 6月30日を過ぎてからも沢山の人たちとスクスタへの愛を色んな場所で語り合いました。少しでも虹ヶ咲に、スクスタに届くように、自分にできることを一つずつやっていきました。

 そして迎えた6thライブ当日、TOKIMEKI Runnersのイントロと共にスクリーンに流れ始めたのは「あなた」と虹ヶ咲とのかけがえのない日々

 半年近くもの間でしたが、私はスクスタを1日たりとも忘れたことはありませんでした。KAGAYAKI Don't forget!が流れ、12人のパフォーマンスを見ている間、ずっとスクスタと共に駆けぬけた日々が頭の中をまるで走馬灯のように過ぎていったのを今でも鮮明に覚えています。

 同じ想いを持ったみんなで、スクスタへの「愛」を伝え続けたからこそ、こうしてスクスタから「あなた」として「愛」を受け取ることが出来たんじゃないかって思っています。

 そして千秋楽のお知らせ

 スクリーンに映し出されたのはいつもと変わらぬ「あなた」歩夢の朝の会話

 その「いつもと変わらぬ日々」をどれだけ待ち望んでいたか、自分でも計り知ることのできないくらいの大きな感情が溢れてきました。


 「私はずっと『あなた』と一緒にいた」という大西さんの言葉、「スクスタを遊んでくれてありがとう」という相良さんの言葉。アプリが稼働していた3年半、そしてサービスが終了してからの半年間もずっと「あなた」との日常を感じてくださっていたことが本当に嬉しかったです。

 あの時、確かにハッキリと「スクスタとの『愛の交換』」が出来たと実感しました。

ビジュアルノベルゲーム」として事実上の復活を果たしたスクスタは、私たちにどんな新しい景色を見せてくれるのでしょうか。今から発売が楽しみで仕方ありません!

 これからもスクスタへの愛を伝え続けていこう。改めてそう思えた日でした。

②with 連番者

 今回は連番者の方々にも恵まれ、そこでも「愛の交換」が出来ました。



 愛知Day1で連番を組んでくださった方は、虹ヶ咲への想い、かすみちゃんへの想い、劇伴への想い、スクスタへの想い、挙げればキリがないくらいですが、虹ヶ咲にとにかく真っ直ぐな方です(本当はこの言葉で片付けちゃいけないぐらい)。

 昨年の春には一緒に企画をすることもできてアニメ劇伴について語り合うことが出来たこと、本当に嬉しく思います。

 アンコールで一緒にL!L!L!を受け取ることが出来たことが本当に嬉しかったです。同じ虹ヶ咲を、そしてスクスタを好きな者同士であの景色を見ることが出来たのは私にとってかけがえのない思い出です。



 愛知Day2で連番を組んでくださった方は、しずくちゃんへの向き合い方が本当に素敵な方です。ある時はスペースでお世話になって、ある時はライブや宿泊でお世話になって、沢山の思い出が出来たし沢山の場面で助けられてきました。いつも本当にありがとうございます。

 QU4RTZの歌唱力に2人でびっくりしたのも、にじよん2のお知らせでお互い歓喜の叫びをあげながら抱き合ったのも私にとっては大切な思い出です。

 自分の夢に向かって走り続ける姿、本当にかっこいいです!全力で応援しています!



 横浜Day1で連番を組んでくださった方は、初めてお会いしてから1年も経っていないのですが、それでもライブやイベントで会う時はラブライブ!シリーズについて熱い会話をすることができて、虹ヶ咲だけでなく他のライブでも一緒に連番を組んでお互いに盛り上がることが出来てすごく充実した時間でした。

 普段のツイートやブログから、いつも新しい視点や熱量を受け取ることが出来ています。虹ヶ咲への向き合い方が本当に素敵で、出会えてよかったと心の底から思えました。

 これからも虹ヶ咲のことを、ラブライブ!シリーズのことを沢山語り合うことが出来たら嬉しいです!



 横浜Day2で連番を組んでくださった方は、私にとっての恩人といっても過言ではないぐらいの存在です。

 私が今いる場所に来るよりも前から付き合いがあるのですが、彼がライブの感想をブログに綴っているのを見て、自分も同じようにラブライブ!シリーズに対する「大好き」を表現したいという想いが湧いてきて、この世界にやってきました。私が今こうしてこの場所にいるのは間違いなく彼のおかげです。

 後述するフラワースタンド企画でも彼にすごく助けられました。おかげで果林先輩と久保田さんに想いを届けることが出来ました。

 挙げればキリがないくらい彼には何度も助けられています。いつも本当にありがとう。お知らせ、ダブルアンコールで共に肩を組んで嬉し涙を流したことは絶対に忘れません



 今回私と連番を組んでくださった4人はそれぞれ考えも目指すところも全て違いますが、「虹ヶ咲のことが大好きである」という想いは同じです。

 4公演全てで肩を組んで「SINGING, DREAMING, NOW!」を一緒に歌えたこと、私は絶対に忘れません。

熱く語りあえる君に会えてよかった
ホント嬉しいよ
目指す場所 目指す夢
それぞれの想い 違うのがいいね

(「SINGING, DREAMING, NOW!」より引用)


 自分の周りに、こんなに沢山の「熱く語りあえる君」がいることって決して当たり前のことではなくて、一つ一つの出会いが奇跡のようなことだと思っているし、だからこそ虹ヶ咲を通して巡りあえた縁をこれからも大切にしていきたいなって思いました。

③with 朝香果林

 今回果林先輩が披露したソロ楽曲はMy ShadowFire Birdの2曲。My Shadowの演出や振付を見て自分の中でも新たな考えや感じ方が生まれたのはもちろんだし、Fire Birdに驚きを隠せなかったのもまた事実なのですが、あの2曲であることには大きな意味があるのではないかと考えています。

 当時は衝撃が強すぎて細かいことをあまり考えられていなかったのですが、今なら果林先輩のラブアンコール曲はFire Birdが一番ふさわしいと、そう思えるんです。

 My ShadowからFire Birdに至るまでの物語がスクスタのキズナエピソードにおける果林先輩と重なってると思ったのが大きな理由です。

 そもそもFire Birdはスクスタのキズナエピソードにて、周囲より自身の熱量が高すぎたが故のモデル仲間との度重なる衝突を経て『ほどほど』がいいと諦めた果林が「あなた」や同好会メンバーとの活動を通して元来あった情熱を取り戻すまでの経緯で誕生した曲です。

 My Shadow→想いを伝えることを諦めた果林
 Fire Bird→情熱を取り戻した果林

 この流れだと思っています。

 キズナエピソードで果林先輩の心に再び火をつけたのって、エピソード内での「あなた」の言葉も大きな存在なのかなって思っていて

 

果林さんの熱さ、私が全部受け止めるよ!
全力には全力で応えるから、一緒に上を目指そうよ!

(中略)

そうね、そうだったわ。初めて会った時からキミは全力だった。
手を抜いたことなんて、一度もなかったわね

だからこそ、今ここに私がいるんだもの。
ふふ……本当に、キミは面白いわね

(スクスタキズナエピソード18話「面白いじゃない」より引用)


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 果林先輩との愛の交換を実現させる方法、それは「果林先輩に負けないくらいの、果林先輩を越えるくらいの『本気』をぶつけること」だと思っています。

 そして3年半程前にこのエピソードを始めて読んだとき、自分の中でようやく果林先輩との向き合い方が明確に定まったんです。果林先輩を「推す」というよりも「果林先輩のライバルと言えるような存在になる」。このスタンスは当時も今も変わっていません。

 だからあの時のラブアンコールは、果林先輩が私にその時のことを思い出させてくれたのかなって、そんな気がするんですよね。

 果林先輩と久保田さんがその背中を見せてくれているからこそ私も「負けていられないな」って、自分のやりたいことや目標を達成するためにイマを全力で生きることが出来ています。

 そんな私も果林先輩と久保田さんに対しての精一杯の感謝の気持ち、愛を伝えたい。そんな思いがあって、だから今回自身初となるフラスタ企画に挑戦したんです。

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 私自身、こういったことをするのは長いオタク人生の中でも初めてのことで慣れない部分も多かったのですが、周りの方々に助けていただきながら、多くの方からの支援を頂きながら、果林先輩と久保田さんへ想いを届けることが出来ました。

 完成したフラスタを会場で見たとき、そして久保田さんにも届いていたことが分かった時は涙があふれて止まりませんでした。

 改めてご協力くださった皆さん、本当にありがとうございました!

 朝香果林先輩のことが、そして久保田未夢さんのことが好きで良かったと心の底から思えた4日間でした。

④with 虹ヶ咲

 横浜公演千秋楽のラストにWアンコールとして披露されたFly with You!!。私はあの時の会場に「虹ヶ咲」と「あなた」との愛の交換、その究極形態を見ました。

 最後の曲が終わって、キャストの方々のあいさつも終わって、ステージからいなくなっても会場のボルテージは下がらないどころか大きな歓声と拍手がずっと続いていました。

 その時に確信したんです。想いを伝えれば再びメンバーは戻ってきてくれるって。

 一人ひとりの「あなた」の想いに応えてくださった虹ヶ咲のメンバーが戻ってきてくれたこと、感謝してもしきれません。あの時、沢山の「あなた」からの愛を受けた同好会が愛を返してくれたのだと思います。

 そしてこのダブルアンコールは虹ヶ咲と「あなた」との信頼の証でもあると思っています。

 これまで一人ひとりの「あなた」が虹ヶ咲に沢山の愛を届けて、そして虹ヶ咲も私たちに沢山の愛を届けてくれて。虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会が誕生してからおおよそ7年、それを積み重ねてきたからこそ今回のダブルアンコールはこんなにも素敵なものになったのではないかと思います。

⑤最後に

 ここまで沢山の「愛の交換」について書いてきましたが、本記事のタイトルにもある「育む」ということについてはまだ触れていませんでしたね。

 私は「育む」というのは「交換する」の延長線上にあると思っています。

 一般的には「交換」って1回きりでも成り立つものではあるんですよね。ですがそれだけだと「育む」ことは出来なくて。相手から受けた「愛」を今度はこちらがより大きな「愛」で返す。これを繰り返すことで「愛」を大きくさせていく=「育む」ことができるのではないでしょうか。言葉にするとシンプルに見えますがそれは決して簡単なことではないと考えています。

 イマこうして虹ヶ咲と「愛の交換」が出来ているのは、過去に「愛の交換」を繰り返して「育んで」きたからこそです。そして、未来でも「愛の交換」が出来るかどうかはイマどれだけ愛を交換し育めているかどうか次第です。

 もちろん、虹ヶ咲の皆や一人ひとりの「あなた」とイマを全力で楽しむということも忘れずに。

 実は私、劇場版の追加情報で「完結編」の3文字が出た時に「まだ終わらないでくれよ」と小さな声ではありますが呟いてしまっていたんです。また自分は未来のことばかり考えて不安になってしまっている。実行することが難しいとはわかっていても繰り返してしまっていることがすごく悔しかったんです。

 そんな気持ちからも引き上げてくれたのもまた虹ヶ咲だったんですけどね

 それぞれのメンバーが「まだ終わっていない」と言ってくださったときは本当に勇気を貰えました。「そうだよな、『完結編』ってだけで虹ヶ咲そのものはまだまだこれからだよな」って。「終わり」を考えて悲しむのは「イマ」じゃないんだって。

 だから、虹ヶ咲と走り続けることが出来ている「イマ」をこれからも全力で楽しんでいこうって改めて思えたんです。そうすれば寂しいだけじゃない未来が来てくれるって信じています。

 最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。6thライブは終わってしまいましたが、今後はにじよん2やラジオ公開録音、そして劇場版公開とイベントも盛り沢山です。

 これからも途切れない夢の虹を、終わることのないワクワクを全力で楽しんでいきます!

葉月恋に救われた夏

 皆さんこんにちは、わらみんです

 Liella!4thライブツアー本当にお疲れさまでした!

 11人になったLiella!のパフォーマンスは本当に圧巻で、ユニットパートではそれぞれ特徴が出ていてどのユニットも目が離せませんでした!

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 今回のライブ、終わった後に真っ先に出てきた想い


「めちゃくちゃ楽しかった!!」



 別に他のライブはそうじゃなかったとかそういう訳ではなくて、何というか今までのライブは「楽しかった」って感情もそうなんですけど「終わってしまって寂しい」っていう感情も入り混じってたんですよ。

 終わった後にアニメ3期の放送時期や5thライブの開催場所と開催日時が発表されて、また次の大きな楽しみができたっていうのも大きいんですけどね。

 カウントダウン企画に参加させていただいたり、ライブ前に沢山のLiella!オタク達の熱い想いを聴くことができたっていうのもあって、Liella!のライブ史上過去一開催前から楽しめたライブになったんです

 (まあそれでも終わってこうして記事を書く時間になるとちょっぴり寂しいのもまた事実なんですけどね)

 そんな超が付くほど楽しかったライブだったのですがやっぱり「感動して涙が止まらなかった」とか「嬉しいことがあった」とかそういった部分は自分の中ではやっぱりあって。

 特に葉月恋推しの一人としては今回のライブ、すごく救われたものになったんですよ。

 だから今回は4thライブの感想も交えつつ、葉月恋推しとしての私の想いを出力できたらな~って考えながらこうしてブログを執筆しております。

 最後までどうぞよろしくお願いします!

 

 

①ミッドナイトラプソディ

 東京公演で披露された「ミッドナイトラプソディ」、前2都市と明らかに違う部分がありましたよね?

 セトリ順的にはきな子の「ビギナーズRock!!」の次に披露されるのですが、鈴原さんのパフォーマンス終盤途中だったにも関わらず青山さんがセンターステージに上がってきてて、「何か今までと違くね??」と戸惑いを隠せなかったんです。

 その後目の前に衝撃の光景が広がっていて、曲の出だし一瞬ではあるんですが鈴原さんと青山さんが一緒にパフォーマンスしてて…

 これについて思ったことがあって、あのパフォーマンスはアニメ2期2話「2年生と1年生」、2期7話「UR葉月恋」を通して距離が縮まった2人を表現しているのではないかということです。

 

きっと、伝わると思うんです!

大変でも、やりたいことを続けていれば、その先にある楽しさは大きくなるって、みんなが一緒にやってみたいって思うものが作れるんじゃないかって、そう思うんす!

(テレビアニメ2期2話「2年生と1年生」より引用)


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 「結ヶ丘にスクールアイドルを根付かせたい、母の想いを繋げていきたい」という恋の想いを汲み取ったうえで、皆で優勝を目指したいという想い大変なことに飛び込んでいく覚悟を伝えました。


 

ずっと遠い世界の人だと思ってたんすから!

(テレビアニメ2期7話「UR葉月恋」より引用)


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 ずっと恋に対する距離感を感じていて、恋が悩みを打ち明けたことできな子の表情はすごく嬉しそうでした。



 アニメ2期においてLiella!での活動を通して距離が縮まって、絆が深まった2人だからこそ、あの「ビギナーズRock!!」からの「ミッドナイトラプソディ」の繋ぎのパフォーマンスが出来たのではないでしょうか。 


 そして今回、曲中でオレンジ色のスポットライトが当たっているのが個人的にすごく印象的だったんですよね。



 あの光は、かのんのことを表しているのではないかと思っています。



 2期7話ではを中心に物語が進んでいった訳なんですけど、同時にかのんを支えるために動いていました。

 

私に、副会長やらせてほしい!

力になりたいの。恋ちゃんがお母さんから受け継いだこの学校を私も一緒に盛り上げていきたい!

頼りない私だけど、恋ちゃんを助けることが出来たらなって

(テレビアニメ2期7話「UR葉月恋」より引用)


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 作曲、スクールアイドル活動、生徒会長としての業務、普段の学校生活etc…

 全てをこなす恋は傍から見れば完璧な人間に見えるかもしれません。実際きな子もそういったことを感じていたのは事実です。

 だけどやっぱりそれらを一人でするにはどうしても限界というものがあって。

 だからあの時かのんが「支えになりたい」と言ってくれた時、恋は本当に嬉しかったんだろうなって思います。まさに恋にとっては自身を照らしてくれる温かい光だったんだろうなって。



 皆さんは2ndライブ青山さんがMCでどのようなことを仰っていたか覚えていますでしょうか。

 私自身もうろ覚えではあるんですが(おい)、「つま先、指先まで恋ちゃんを意識できるパフォーマンスをしたい」といった内容でした。

 4thライブでの青山さんを見て、私の中で「まるで葉月恋がそこにいるような感覚」というものすら通り越してました。

 振り付けや表情、全てが「葉月恋」本人そのものでした。2ndライブから更にパワーアップしたパフォーマンスを披露してくださった青山さんに対する感謝の気持ちと共に涙が抑えきれませんでした。





 少しだけ余談になるのですが、先程「UR葉月恋」というお話で恋にとって救いになったのはかのんであると言いましたが、かのんだけでなくメイも恋を救った存在だと思っています。

 メイが恋に本当のことを打ち明けるように背中を押したからこそ、更にメンバーとの距離も縮まって絆が深まったのではないでしょうか。

 だから私はミッドナイトラプソディの曲中ではメイに対する想いも込めて、サファイアブルーの色に光らせたブレードと、ルージュの色に光らせたブレードを2本振らせていただいてました。

②常夏☆サンシャイン

 3期生の加わった11人バージョンの「私のSymphony」に大号泣しながら迎えたアンコール映像。


 メイの口から「11人で『常夏☆サンシャイン』がしたい」という言葉が出てきた瞬間、私の中で時が止まりました。全てを理解した瞬間はもうただひたすら叫んでましたね…

 新たにメンバーが加わった状態で披露する「常夏☆サンシャイン」はすごく大きな意味を持つと思うんですけど、何より「葉月恋も一緒に『常夏☆サンシャイン』を披露する」という事実、これが本当に嬉しかったんです。

 ステージ上で笑顔で、オリジナルメンバーに負けないぐらいノリノリで踊る青山さんが凄く印象的で、その光景を見ているだけでも本当に涙が止まりませんでした。


 「恋ちゃんはずっと待ってたんですよ!


 これは東京公演のMCで青山さんが仰っていたものなのですが、本当にその通りだと思っていて、

 クーカーのステージをこっそり見守っていた恋が、


 自分から部室の鍵を渡しに行くくらいかのん達のことを気にかけていた恋が、



 音楽科唯一の親友である千砂都の覚悟を目の当たりにした恋が、




 母やかのん達に背中を押されて自分の本当の気持ちに正直になることができた恋が、



 「常夏☆サンシャイン」をみんなで踊りたいって思ってないわけがないんです!!

 最高の笑顔で踊る青山さんの表情が、ずっとこの日を楽しみにしていた恋のはじけるような笑顔を思わせてくれて、本当に青山さんには感謝してもしきれません。



 ここで「常夏☆サンシャイン」に対する私の想いをちょっとだけ書かせていただきます。(あまりよろしくない内容も含まれているのでその辺りは本当に申し訳ありません…)

 アニメ1期、丁度6話~8話辺りが放送されていた頃でしょうか。具体的な内容はここでは書かないのですが、SNSやネット上では私にとってあまり見たくないようなコメントがそこそこの数存在していたんです。

 それを見て当時の私はかなり精神的に参ってしまって、一時期はこの曲をあまり積極的に聴くことができなかったんです。それでも私が考える「葉月恋の『常夏☆サンシャイン』に対する想い」は変わることなくずっと私の心の中に残り続けていました。

 変化があったのは去年の冬のこと。

 LoveLive!Daysの読者参加型投票企画で「恋の『常夏☆サンシャイン』衣装を見たい」という想いが投票結果にも表れていて、「皆の考えていること、皆の想いは一緒なんだな、一人だけじゃないんだな」と嬉しくなったんです。もしかしたら恋も加えたメンバーで「常夏☆サンシャイン」を披露している光景を見ることができるんじゃないかって。

 辛い想いはいつしか未来への期待に変わっていました。

 だからこうして4thライブで披露してくださったこと、青山さんがMCで恋の想いも含めてこの曲について触れてくださったことが私にとって何より嬉しかったです。

 私の中で一つ、願いが叶った瞬間でした。

③最後に

 今回はライブ以外の場所でも嬉しかったことがありまして、それが「自分以外の恋推しの方々と熱く語りあえた」ことです!

 2年ぐらい前まで私の周りには恋推しの方が全くおらず、「本当に恋推しの人って自分以外この世に存在するのか…?」って疑っていたレベルなんですよ。

 それが今では恋のことが好きな方々が沢山いらっしゃって、それぞれが思う「葉月恋の魅力」をたくさん聞くことが出来て、私自身も恋の魅力をたくさん語ることが出来て、そして恋推し同志で連番を組むことまで出来て…

 だから2年前の自分に伝えたいんです


 「恋を推してよかったって思える日が必ず来る!」って!


 冒頭でも述べたことにはなるのですが、今回の4thライブ、開催前からLiella!のことが大好きなみんなの想いを聴くことが出来て、またカウントダウン企画にも参加させていただいて、今まで以上にみんなで想いを共有し合いながら臨めたライブツアーになったなぁと、しみじみしております。いや~~~~~ほんとに楽しかった…

 5thライブの開催も決定し、アニメ3期の放送時期も発表され、これからますます活躍していくLiella!から目が離せないですね!



 最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました!

 最後に私の気持ちを叫んで、この記事を締めくくりたいと思います。




 葉月恋を推してる自分、本っっっっっっっ当に幸せ者です!!!!!

時を繋ぐ橋

 皆さんこんにちは、わらみんです。

 本日2023年7月29日で「無敵級*ビリーバー」「未来ハーモニー」のリリースから3年ですね!おめでとうございます!(あっという間すぎる…)

 早速なのですが、この2曲についてはある共通点が存在します。

 それは、「メインとなっているステージがどちらもレインボーブリッジである」ということです。

 という訳で今回は、虹ヶ咲における「レインボーブリッジ」に焦点を当ててお話していきたいと思います。

 

 

①「無敵級*ビリーバー」と「中須かすみ」

 まずは「無敵級*ビリーバー」中須かすみ」の2つの観点から考えていきます。

 いきなりの質問になるのですが、「無敵級*ビリーバー」って中須かすみ」の曲だと思いますか?それとも「かすみん」の曲だと思いますか?

 考え方はもちろん人それぞれあると思うのですが、私がたどり着いた答えは

 中須かすみ」と「かすみん」の狭間の曲

 この曲についてはどちらの曲か正直断定できないんですよね。歌詞が中須かすみ」が発した言葉なのか「かすみん」が発した言葉なのかが未だにハッキリしていないので…

 ここで先程私が述べた答えです。もう少し付け加えるとするなら、中須かすみ」が「かすみん」になろうとしている途中の曲なのではないかというのが私の考えです。

 かすみはサビ中にメインステージにもなったレインボーブリッジでパフォーマンスをしていたわけですが、ここでポイントになるのは、「かすみがどちらの方角を向いてパフォーマンスしていたか」ということです。

 下の4枚のシーンを見てみましょう。


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 かすみの背後にはビル群らしきものが見えますが、少なくともこの景色はお台場で見られるものではないので芝浦側を背にしていると考えるのが妥当でしょう。

 

「努力しても追いつけないのな」
『ううん!弱気で凹んでちゃダメ』
「私にだってできるはずなのにな」
『超絶 誰より イチバンだもん』

この世界中でたった一人だけの私を
もっと好きになってあげたい

(「無敵級*ビリーバー」より引用)


 MVと鍵括弧の使い分けの2つの視点からこの歌詞を見てみると、イマのかすみの迷いに対して、未来のかすみが激励(エール)を送っているようにも思えます。

 また、鏡越しに向かい合った2人のかすみが手を握り合っているシーンでは、「イマのかすみ」視点から見た場合だと「未来のかすみ」から差し伸べられた手を掴み、「未来のかすみ」視点から見た場合では迷いを抱えてもがいていた過去の自分自身を受け入れているかのように見えました。

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 上のシーンにおける2人の立ち位置を図で表すとするなら下のようになるでしょうか


 理想の自分になろうとして何度も躓き凹み、だけどそれでも挫けることなくなりたい自分になろうと未来に向かって全力で突き進む中須かすみ。かつてそんな自分がいたからこそ「かすみん」というスクールアイドルになることができている。だから過去の自分を受け入れることができている。芝浦側=過去を背にしているのは、かすみが自身の過去を全て背負っていることの象徴なのかなとも思ったりしています。

 「無敵級*ビリーバー」におけるレインボーブリッジは中須かすみ」から「かすみん」への架け橋としての象徴とも言えるのではないでしょうか。

③「未来ハーモニー」

 次に未来ハーモニーについてお話していきましょう

 この曲は2020年時点と2022年時点でレインボーブリッジの立ち位置が大きく変わっていると思っています。(下図参照)


 2020年に披露された「未来ハーモニー」では「無敵級*ビリーバー」のかすみ同様、お台場方面に向かってパフォーマンスしています(上図1枚目)。アニメを控えていた虹ヶ咲にとって、これから新たな物語が始まっていこうとしていく中で、虹ヶ咲は「お台場」という「未来」に向かっていくような、そんな感覚になったのを今でもはっきり覚えています。

 そして2022年の「未来ハーモニー with YOU」が流れた2期11話では、海浜公園から果林がメッセージで1stライブの提案をした後に同好会のメンバーがそれぞれの場所から果林たちのもとへ集まっていってます。更に、皆が集まり切ったシーンでは13人がレインボーブリッジを臨むような形となっています(上図2枚目)

 ものすごく簡潔にあらすじチックなものを並べましたが、「未来ハーモニー」のMVと「未来ハーモニー with YOU」が流れたシーンの2つに共通している部分といえば「同好会がレインボーブリッジ方面に向かって走ってきている」ということです。

 同じようなシーンではあるのですが、それぞれが持つ意味合いには違いがあると思ってます。

 まだはっきりとした答えは出し切っていないのですが、私なりの考えを述べさせていただきます。

 まず「未来ハーモニー」について

 サビまでのシーンの流れを整理してみましょう。同好会のメンバー9人がそれぞれの色の流れ星に気づいて、全員がレインボーブリッジに向かって走っていきます。やがて9つの光が集まった時、虹色に輝き始めたレインボーブリッジの上で同じ衣装をまとった9人がパフォーマンスを始める。というものです(すごくざっくりした感じでまとめてしまいましたが…)


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 このシーンが持つ意味、それは「バラバラだった9人の中にそれぞれ夢ややりたいことが見つかった(流れ星に気づいたシーン)結果、夢を叶える場所=スクールアイドル同好会に集結した(レインボーブリッジに集結したシーン)」ではないかと考えました。

 やりたいことはバラバラでも、叶える場所は同じである。そんなメッセージ性を感じるようなMVでした。

 次に「未来ハーモニー with YOU」について

 このシーンでは、1stライブ開催をみんなで決める瞬間はお台場海浜公園からレインボーブリッジを臨むような構図となっています。この時のレインボーブリッジは、「イマ→未来」を繋ぐような役割を持っているのではないかと考えます。

 イマを全力で楽しむ決意をして、果林の中に新しい夢が生まれたことに呼応するかのように点灯したレインボーブリッジ。

 

ひとつの種類じゃなくて一人一人が違う私たちで
目を開ければ見えてくる
新しい未来が
夢を見る度に色が増えていく

(テレビアニメ2期11話「過去・未来・イマ」より引用)

 

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 「イマの同好会」が叶えたい新しい夢ができたとき、「みんなで」未来に向かって走り始めたのではないでしょうか。

 違いとは言いましたが、「無敵級*ビリーバー」然り「未来ハーモニー」然り、「なりたい自分」や「叶えたい夢」に近づいたときに虹色に光り輝くという点では共通している部分ですね。

②渡った者と渡っていない者

 さて、ここまでレインボーブリッジについて「無敵級*ビリーバー」と「未来ハーモニー」それぞれの観点から触れてきました。

 ここで私が気になっていたことが1つあります。もう見出しタイトルから予想できているかもしれませんが、




 レインボーブリッジを「渡り切った」メンバーってそんなにいなくね?




 アニメにおいて私が観測した範囲だと、渡り切っていない(途中までは進んでる)、もしくは渡る直前だったパターンが存在していて、それが1期4話の愛2期11話の果林です。そして渡り切っているのが2期11話の彼方エマです。



 1期4話にて、愛はランニング中にレインボーブリッジを渡ろうとしている途中でエマと合流し、会話を交わした後で引き返してお台場方面に向かっていきました。

 このシーンとレインボーブリッジにどういった関係を見出したのか、私なりの考えを述べていきます。

※ここからは少々強引な考え方に思われる方もいらっしゃるかもしれませんがご容赦ください。

 引き返したポイントはエマと言葉を交わした場所になるわけですが、愛の心境変化をセリフと愛のランニングコースを基にして考えていきます。

 

正解が一つなら分かりやすいよね
スポーツにはルールがある
でも愛さんたちの目指すスクールアイドルにはそういうのが無くて、自分ひとり
愛さんだけでどんなスクールアイドルがやれるのかな。
愛さんの正解って何なのかな
こんなこと、今まで考えたことなかったよ

(中略)

同好会の皆が悩んでるのって、自分を出せるかってことでしょ?
今までいろんな部活で助っ人やってたけど
考えてみたらみんなと一緒にやる競技ばかりでさ
いやぁ、めっちゃハードル高いよね

(テレビアニメ1期4話「未知なるミチ」より引用)


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 愛のランニングコースにおいて、レインボーブリッジを通るルートはお台場側から芝浦側に向かうルートだと考えられますが、これはソロアイドルにおける自分の在り方に対する悩みを抱えたまま時間が過ぎていってることを表現しているのかなって思いました。

 しかし、レインボーブリッジの途中の会話で出てきたエマの言葉が愛にとっての「気づき」のトリガーになっているのかなって思っていて

 

私たち、いろいろあってようやくスタートラインに立ったばかりなんだ
きっとみんなが不安で、でも本当はそれと同じくらいこれからに期待していると思うんだ。
そうじゃなきゃ悩まないもの
まだ、一歩を踏み出す勇気が出ないだけ

(テレビアニメ1期4話「未知なるミチ」より引用)


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 この後にエマが愛に、愛が来てから同好会のメンバーに笑顔が増えたことを伝えるシーンがあるのですが、これによって愛は吹っ切れることになります。

そんなことで良いんだ!
「誰かに楽しんでもらうことが好き」
「自分が楽しむことが好き」
そんな「楽しい」をみんなと分かち合えるスクールアイドル
それができたら、私は未知なるミチに駆け出していける
ミチだけに!

(テレビアニメ1期4話「未知なるミチ」より引用)

 


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 「誰かに楽しんでもらうことが好き」「自分が楽しむことが好き」そして楽しいを分かち合いたいという想いに気づくことが愛にとってのスタートラインなのではないでしょうか。

 だから愛は再びスタートラインとなる「お台場=イマ」に向かって駆け出して行ったんじゃないかって思うんです。

 一連の流れを図にすると次のようになります



 ここでは「お台場側=イマ」「芝浦側=未来」として話を進めています。

 まとめると、愛は自分自身のこれからに漠然とした不安を抱えつつ過ごしていましたが(「お台場=イマ」から「芝浦方面=未来」に向かって足を進める)エマによってソロアイドルとしての自分がやりたいことに気づき、ようやくスタートラインに立つことができた(レインボーブリッジの途中で引き返し、再びお台場方面へと向かっていった)。これが私の考える4話の愛の心境変化とレインボーブリッジの関係についてです。



 2期11話後半にて果林はゆりかもめお台場海浜公園駅で降りています。実際の景色から果林が乗ってきた便は新橋方面行きのものと推測できますが、実はお台場海浜公園駅芝浦駅の間にレインボーブリッジがあるんです。

 先程と同様「お台場側=イマ」「芝浦側=未来」と仮定して話を進めていった場合、果林は未来に向かうことを躊躇していることの象徴的な表現をしているように見えました。

 ここでもう一つ注目してほしいポイントがあって、彼方とエマは逆方向からゆりかもめに乗ってきて、海浜公園駅で降りる果林を目撃しているシーンです。



 逆方向の便ということはすなわち、彼方とエマは芝浦方面から移動してきたということになり、2人はレインボーブリッジを渡ってきたということになります。

 証拠として海浜公園に一人佇む果林のもとへ駆け付けてくるシーン、実際の場所を基に方角を特定した場合、2人は台場駅方面から向かってきています。

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 ゆりかもめ豊洲行の便は芝浦ふ頭お台場海浜公園→台場の順で停車するので、お台場海浜公園駅で果林を目撃→台場方面から向かってきた=2人が乗っていたのは豊洲行の便であるということがわかります。

 このことから彼方とエマは「未来」から「イマ」に戻ってきたということになります。

 未来から時間を巻き戻すことは出来ないだろと思った方もいるかもしれません。もう少し2期11話に踏み込みつつ話を進めていきましょう(この話を振り返るときは決まって感極まってしまうのですが、できるだけ冷静に…)

 注目してほしいのは、劇伴「Crossing」です。

 この劇伴については私が以前書いたブログの中で詳しく語らせていただいておりますので、是非そちらの記事もよろしくお願いします!

waraminliver.hatenablog.com


 上の記事の一部で「Crossing」には「航海=海を横切る=レインボーブリッジを渡る」といった意味が含まれているのではのではないかというお話をしたのですが、果林の行動と心理を紐づけると、「レインボーブリッジを渡る手前の駅で降りる=迫る卒業に対する憂いや未来に対する不安から、先へ進むことを躊躇う」ということが読み取れるのではないかと考えます。

 そしてこれに対して、レインボーブリッジを渡って果林のもとへ駆けつけた彼方とエマからはどのような心情が読み取れるでしょう。

 おそらく彼方もエマも果林と同じように未来に対する不安は抱えていたのだと思います。だけど、果林と違うのは彼方とエマが「『容赦なく過ぎ去る時間』というものに対してどう向き合っていくか」という課題に対する彼女たちなりの答えを持っていたことです。その答えとは「イマに全力で向き合うこと」



 その答えを持ったうえでエマと彼方は、未来に向かう途中で立ち止まってしまっていた果林のもとへ向かうために一度海浜公園に向かったと考えられます。そしてその答えは2期11話に至るまでの間で見つけることができていたのかなって思っています(この辺の説明はまだ固まっていないし伝わりにくかったら本当に申し訳ありません…)

 以上が、レインボーブリッジを渡り切った者と渡り切ってない者の違いについてです。

④最後に

 皆さんご存じの方もいるでしょうが、2024年に虹ヶ咲の劇場三部作が公開されることが発表されています。

 ティザービジュアルがこちら

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(誰とは言わんがめっちゃ強そう)

 レインボーブリッジのてっぺんに上るのにどうやって許可を得たのかという疑問はひとまず置いといて、ここでも気になった点は「彼女たちが向いている方角」です。

 先程、「未来ハーモニー」や「無敵級*ビリーバー」では芝浦側を背にしてお台場方面を向いているという話をしましたが、今回はお台場側を背にしています

 自分の見解なのですが、2期11話から更に未来に近づいているのではないかと考えています。つまり先程同様、「お台場=イマ」「お台場の外=未来」と置き換えることができます。





 ※ここからは一部OVAのネタバレ含みます






 OVAでエンドロールが流れた後のシーンにて同好会の部室に「SCHOOL IDOL GPX」と書かれた封筒が置かれていました。

 GPX=グランプリの略なのかなって思っています(Xは結局分からずじまいでした…)。すなわち同好会は何かの大会に挑むのではないかと予想しているのですが、もしそうだとしたらそれまで「対外的に競い合う」ことが無かった同好会にとって、すごく大きな展開ではないでしょうか。だとするとお台場の外を見ている表現にも納得がいきます。劇場版3部作ではどのような展開が待ち受けているのか、今から楽しみで仕方ありません!


 ここまで「レインボーブリッジ」について私なりの考えを書かせていただきました。言葉足らずで伝わりにくかったらほんとに申し訳ありません…

 タイトルにもあるように、虹ヶ咲におけるレインボーブリッジは「時を繋ぐ橋」の役割として過去とイマ、そしてイマと未来を繋ぐ。そんな存在なのではないかと思っています。

 彼女たちが橋の向こう側にある未来に辿り着いたとき、そこにはどのような景色が広がっているのでしょうか。

 …と言いたいところですが私は以前、下の記事で「未来と呼ぶ時間にたどり着いた時そこはイマになるため、本当の『未来』には永遠にたどり着けない」と述べました。なので、「未来に辿り着いたとき」というよりは「向こう岸にある未来がはっきりと見えたとき」と言ったほうが正しいかもしれませんね。

waraminliver.hatenablog.com


 ここまで読んでいただき、ありがとうございました。最後に、私から皆さんに質問させてください。




 皆さんは虹ヶ咲においてレインボーブリッジってどんな役割をしていると思いますか?











P.S.

 そういえば、劇場3部作のキービジュアルで13人が向いていた方角を特定しようと地図アプリを動かしていたら面白い事実を発見しまして






 13人が向いている方角を更に直線で辿っていくと、






 直線状に東京スカイツリーがあるんですよね
(多少ずれがあるかもしれませんが)



 これって単なる偶然なのかな、それとも………





 はい、本当に終わろうと思います

Burning Royal Blue Soul

 6月29日は私の虹ヶ咲最推しである朝香果林の誕生日です!!

 記念すべき本日ですが、私が思う朝香果林の「情熱の炎」と朝香果林の持つ「壁を壊す力」についてスクスタを基にして考えたことを語ることが出来ればとおもい、こうしてブログを書かせていただきました。

 よろしければぜひ最後までお付き合いいただければと思います

 (※本記事ではスクスタの時系列を「1stシーズン」→「Fire Birdキズナエピソード」→「2ndシーズン」→「校内フィルムフェスティバル」の順番であるものとして進行していきます)

 

①「壁を乗り越える力」と「壁を壊す力」

 以前、私はTwitterでこのようなアンケートをとりました。


 当時の私は、「壁を乗り越える力」「壁を壊す力」共存し得ないものであり、かつ果林は「壁を乗り越える力」を持っている側の人間だという考えを持っていました。

 ですが、スクスタのR練習着のサイドエピソードで本人はこう言っています。

 

スクールアイドルのトップに立つ、
そのためなら、今はどんなことにもぶつかっていきたい気持ち

(スクスタサイドエピソード「前進、あるのみ!」より引用)


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 当時の私「あれ…?思いっきり壊しに行こうとしてね…?」

 私の考えは振出しに戻ることになりました。もう一度スクスタを振り返っていく中で新たな考えが生まれたので、一先ず私なりの答えを箇条書きで綴らせていただきます。

 ⑴果林は元々、「壁を壊そうとする側」の人間だった
 ⑵しかし、2ndシーズンにおけるトーナメントの敗退で壁を壊すことが出来ずに一度躓くことになる
 ⑶しかし、「ライバル、だけど、仲間」に支えられて「仲間と共に壁を乗り越える力」を手に入れる
 ⑷その成長があったからこそ、その先で「壁を壊す力」も手に入れることが出来た

 こんな感じですかね。それでは各項についてもう少し詳しく説明していきましょう。

 まず⑴については先程の通り、果林は「誰よりも注目されるスクールアイドルになりたい」=「スクールアイドルのトップに立ちたい」という想いがあって、それはいくつもの壁を壊していくことで叶えていくものだという考えが彼女の中にあるのではないかと思っています。

 次に⑵について

 メインストーリー24章にて、愛が主催したトーナメントで果林はかすみに敗北し、一度スランプに陥ってしまいます。

 以前、私はアンケートで「果林が自分を見失う事が無ければかすみに勝っていたと思いますか?」という質問をしました。


 実はこのようなアンケートを取らせていただいたのには理由があって、果林が「壁を壊すために必要なパーツ」って何なんだろうと探している途中だったんです。

 これについて拝見した意見やアニメ・スクスタメインストーリーの再視聴を通して、私は次のような考えにたどり着きました。

 「果林がトーナメントでかすみに勝利する条件の一つが『彼方やエマの存在』であり、果林が壁を『乗り越える』ために必要な存在」

 この時に果林の前に立ちはだかった壁は何だったのでしょうか。

 私はその壁の正体は「自分自身を見失っていた果林自身」だったのではないかと思います。そしてこの壁は「壊すための壁」ではなく「乗り越えるための壁」であり、果林はその壁を乗り越えた先で「壁を壊す力」を手に入れることが出来るのではないかと考えました。

 

私ね、自分のパフォーマンスのことばかりで、
周りのことがまるで見えてなかった。
今更だけど、気付いたの

エマは、わかってたのよね。
私が独りよがりになってる、って……

たぶん、そうなんだと思う……。
わたし、果林ちゃんのステージ、すごく好きだったの

果林ちゃんはね、ステージの上からわたしたちに言ってたんだよ。
「私だけを見て、よそ見は許さない」って

そういう果林ちゃんのわがままなところがキュンとくるの。
わたしがついてなきゃダメなんだな、って……

(中略)

最近の果林ちゃん、
技術を磨くことに一杯一杯になってるのかなー、
って思ってたよ

彼方ちゃんは果林ちゃんのこと見つめてるのに、
果林ちゃんはすごく遠くを見てるんだもん……

それって、果林ちゃんの目指すものが、すごく高くて、
すごく遠くにあるからだと思うんだけどさ……

(中略)

さっき、エマも彼方も言ってたわよね?
視線が欲しい、見てほしい、
よそ見は許さない、って

ほんと、その通り。それだけ

ただ一番になりたいの。一番注目を集めたい、
みんなの視線を独り占めしたい、全部を独占したい、
とにかく始めたからには一番になりたい

μ'sよりもAqoursよりもすごいって、
かすみちゃんやみんなよりも大好きだって言ってほしいのよ

(スクスタメインストーリー25章「私のままで、もっと高く」8話「私のエゴ」より引用)


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 自分が今どういう状態になっているのかって、案外自分自身だと分からないものです。ですが彼方やエマが動いたからこそ、果林は自分自身を見失っていることに気づくことができたし、自分が目指しているスクールアイドル像を再認識することができました。

 彼方やエマの存在によって、果林は「自分自身」という壁を越えることができたのです。果林一人だけでは気づくことが出来なかったし越えることは出来なかったのではないでしょうか。

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 実のところ、「じゃあそれでかすみに勝つことは出来たのか」と聞かれるとはっきりした答えはまだ出せていません。なぜなら、ここまで来た段階でようやくかすみと同じラインに立つことが出来たと思っているから。

 次に⑶と⑷について

 その後の果林の成長がわかる場面が校内フィルムフェスティバルにて見ることが出来ました。

 キズナエピソードにて、映画研究部のお手伝いをする際に、映画の主人公に少しでも近づきたいという想いからサックスの練習に励んでいました。

 この場面で見えたことは、果林が「自分だけ」でなく映画研究部のメンバーや映画の主人公等、実在の人物からフィクションの人物にも自分の想いを伝えようとしていたことがうかがえます。

 4thアルバムに収録された果林のソロ楽曲は「Turn it Up!」ですが、レコードが表面と裏面で曲を変えるように、録音されている曲を何曲も使い分けて色んな音楽を伝えるように、果林も様々な方法を用いて自分自身を伝えようとしている様子が伝わってきます。色んな自分を伝えることで皆からの注目を集めたい、視線を独り占めしたいという果林の想いがこれでもかというくらいに伝わってきました。

 事実、4thライブやDiverDivaのユニットライブで「Turn it Up!」が披露された時も、私は朝香果林に、久保田未夢さんに夢中になっていました。「Starlight」や「Wish」、「Fire Bird」とはまた違った新たな果林の一面を見ることが出来ました。

 そして校内フィルムフェスティバルでの経験を通して、果林はついに「壁を壊す力」を手に入れることが出来たのだと思います。

 「壁を越える力」を手に入れるための鍵が「自分の気持ちに気づかせてくれる仲間の存在」なのだとしたら、「壁を壊す力」を手に入れるための鍵は「その仲間からもらった言葉や仲間と共に過ごした経験を胸に、一人で壁に立ち向かっていく勇気」なのではないかと考えています。

 そしてついに、果林は壁を一つ壊すことに成功します。それがキズナエピソード36話「当たって、砕け!」に描かれています。

 もうタイトルからしてヤバいですよね…(語彙力)

 読者モデルコンテストで優勝した果林。その直前に「あなた」が投げかけた言葉が本当に好きすぎて…

 果林が「当たって砕けろ」って言ったのに対して「当たって砕いてきてよ!」って言った瞬間に、「あなた」にとって果林はもう「壁を壊すことが出来る人間である」ということを認めたのだとすぐに理解しました。

 

これはキミと二人三脚で獲ったトロフィーだもの。
だから私のものだけど、キミのものでもあるの

キズナエピソード36話「当たって砕け!」より引用)


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 先程、壁を壊すために必要な力は「仲間からもらった言葉や仲間と共に過ごした経験を胸に、一人で壁に立ち向かっていく勇気」と述べました。ここで重要になるのは「一人」だけど「独り」じゃないということです。

 「成長した果林の力」「どれだけ離れていても『あなた』や同好会のみんながいるという事実に対する気づき」。これこそが「壁を壊す」ために必要なものなのだと思います。

②「青」は「赤」よりも温度が高い

 個人的に朝香果林を属性で表すなら「炎属性」だと思っています。

 上記の考えに至るきっかけとなったのは、虹ヶ咲の3rdアルバム収録曲「Fire Bird」です。それまでの果林のイメージとは全く違う、衣装も赤を基調としたものです。キズナエピソードにおいて、「Fire Bird」の時に果林の過去に基づいて彼女の内面が徐々に明かされていきました。

 キズナエピソードにて、果林は過去にモデル仲間とグループを組んでファンクラブを作る企画で自分と周囲との温度差についていけずにグループを外されたという苦い思い出が明らかになりました。誤解のないように言いますと果林が「周囲より熱すぎた」という意味での温度差ですね。

 ここで果林は「ほどほどを学んだ」と言っていますが、スクスタ1stシーズンのことを振り返ると、朝香果林という人物からは考えられないセリフです。

 

…自身、あったんだけどな

ギャラリーの支持がもらえないなら……
せめて、点数だけでも上をめざしたい

もっと……もっと頑張らなくちゃ

(スクスタメインストーリー8章「μ'sの秘密を探れ!」第8話「心を動かすもの」より引用)

 

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 ダンスバトルで絵里に敗北した後もなおその闘志を燃やし続けていた果林ですよ?当時は違和感でいっぱいでしたね…

 それに冒頭でも触れましたが、果林は本来「どんなことにもぶつかっていきたい人」なんです。

 ここで私が考えたのは、果林の情熱の炎は「ふさわしい場所」で燃え上がらせた後で「決して消えないもの」になるのではないかという予想です。

 そして、その予想は的中することになります。

 

ほどほどを学んだって言ってるけど、
果林さんはそんなふうに見えないよ?
撮影のために食事制限だってしてるじゃない

なにより、スクールアイドルをしている時の果林さんは、
真剣でいつも一生懸命だと思う

それは……キミに、そしてみんなに出会ったおかげね。
だって、みんな本気なんですもの

(中略)

果林さんの熱さ、私が全部受け止めるよ!
全力には全力で応えるから、一緒に上を目指そうよ!

(中略)

そうね、そうだったわ。初めて会った時からキミは全力だった。
手を抜いたことなんて、一度もなかったわね

だからこそ、今ここに私がいるんだもの。
ふふ……本当に、キミは面白いわね

キズナエピソード18話「面白いじゃない」より引用)

 

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 朝香果林にとって、自分自身の「情熱の炎」をフルパワーで発揮できる場所は「同好会」であり、「あなた」だったんです。

 スクスタにおいて、果林は誰かに「焚きつけられる」描写が多いなって感じていたんですが、それが一番わかりやすく描かれていたのが「Fire Bird」キズナエピソードだったと個人的には思います。

 常に切磋琢磨できる「仲間」であり「ライバル」と呼べる存在がいたから、隣で支えてくれて言葉で直接焚きつけた「あなた」がいたから、一度は弱ってしまった果林の炎を再び大きな炎へ、そして決して消えることのない炎にすることができたのではないでしょうか。

 「Fire Bird」直訳すると「炎の鳥」。当たり前ですが鳥って両翼があって初めて空を飛べますよね。片翼だけでは飛ぶことはできません。

 朝香果林にとっての「Fire Bird」は、「同好会の皆やあなた」と「果林自身の情熱の炎」で初めて両翼となり、空を飛べる存在なのではないかと思います。

 次に、2ndシーズンの話に触れながら「Turn it Up!」について触れていきます。

 「Fire Bird」キズナエピソードで果林は自分自身の中にある「情熱の炎」を復活させることができましたが、2ndシーズンではその「情熱の炎」が制御できなかったと思われる描写が存在していると考えました。

 「壁を壊すまでの話」の内容と一部重複しますが、2ndシーズンで愛が開催したトーナメントで、果林はかすみに対して敗北することで挫折を味わうことになります。

 この時の果林は「勝ちたい」という想いが先行するあまり、「自分に一番注目してほしい、よそ見をさせない」というスクールアイドルとしての本来の目的を見失ってしまっていたのではないでしょうか。果林自身が本来持っていた「負けず嫌い」が悪い方向に動いてしまったが故の悲劇とも言えるでしょう。

 しかし校内フィルムフェスティバルにおいては果林が2ndシーズンから成長しているともとれる描写があります。それが映画内の主人公に負けないくらいサックスの練習をしていたシーンです。あの場面で読み取れることは、果林が「周りをちゃんと見ることができている」ということです。要するに「自分の持つ力」を制御出来ている状態と考えることもできます。

 そのうえでスクールアイドルとしての果林の実力も、果林の持つ「情熱の炎」も確実に大きくなっていきました。

 2ndシーズンや校内フィルムフェスティバルを通していきついた1つの通過点が「Turn it Up!」なのではないかと考えています。

 「Fire Bird」が赤を基調としたものだったのに対して、「Turn it Up!」の衣装は青を基調としたものになっています。「Starlight」の青とはまた違った青なのかなって思いますね。

 青い炎が赤い炎よりも温度が高いと言われるように、果林の情熱もどんどん温度を上げていったのではないのかというのが私の考えです。

③月に収まりきらない存在

 私はよく、朝香果林を「月」に例えることが多いです。昨年投稿させていただいた画像ツイートのツイート文にも、「月のような」と書かせていただいたほどです。


 だけどここ最近の果林を見ていると、「月」だけに収まりきらないように感じています。朝香果林という人物はイマは「月」と呼ぶにはあまりにも熱すぎる存在だから。

 先程の青と赤の温度についての話と重複になりますが、4thアルバムの収録曲でもある「Turn it Up!」ですが、あちらの衣装はただの「青」ではなく、スクスタ2ndシーズンや4thソロのキズナエピソードを経て更にパワーアップした「青」なのだと思います

 一般的に明かされている恒星の温度なのですが、赤は2000~3000℃なのに対して青は10000℃といわれています。

 月は太陽の光を受けて輝く存在ですが、今の果林は「恒星」そのものなのではないかというのが私の考えです。

 私が「月」と例えていたころの果林先輩は、「同好会」や「あなた」という太陽の光を受けて、見る者全てを魅了するスクールアイドルである。そう見えていました。

 ですが、今の果林先輩はその炎をもって壁を壊すどころか燃やし尽くして溶かすぐらいの存在になっているといっても過言ではないでしょう。

 果林はもう「照らされるだけの存在」「焚きつけられるだけの存在」ではありません。

 果林が夢を叶えていく姿は、誰かにとっての太陽となり、誰かの心を焚きつける存在となっていくでしょう。

④果林との出会い、果林に対する想い、スクスタに対する想い

 私が朝香果林というスクールアイドルに出会ったのは、ライブビューイングで見たラブライブ!フェスです。映画館のスクリーン越しではありましたが、目の前で繰り広げられる「Starlight」に私は度肝を抜かれました。今までのラブライブ!シリーズでは見ることが無かったものでした。気づけばその日から私は朝香果林のことで頭がいっぱいになるほどに興味を惹かれました。

 それからしばらくして、果林の2番目のソロ曲である「Wish」を聴いたとき、私は衝撃を受けました。

 あれだけ自分を見せつけて、魅せるパフォーマンスをする果林が何故あのような曲を歌ったのか、私は果林のことをもっとたくさん知りたくなり、スクスタを通して果林のいろいろな一面を見ていくたびに更に果林の魅力に引き込まれていくことになりました。

 これが私が朝香果林のことが好きになっていった経緯です。

 私が朝香果林という人間性を知っていった理由、好きになっていった理由はスクスタという存在なしでは語ることが出来ないものです。

 しかし、この記事を投稿してから約40時間後、そんなスクスタはサービス終了を迎えます。発表があった当時はあまりにも突然の出来事で言葉を失ったのを今でも覚えています。果林推しとしての私の始まりの地ともいえるスクスタは、ある意味故郷のような存在です。そんな場所がなくなってしまうというのは私自身、とても悲しいし寂しいです。

 ですが、私たちが想いを共有している限り、記憶の中に残っている限り、スクスタと共に過ごした思い出や「スクスタが存在したという事実」は決して消えることは無いんです。

 6月8日からスパボさん・こじまりさんの企画「#忘れない僕たちのデイズ」が進行中です。


 スクスタという存在を永遠のものにしたい人間の一人である私にとって、御二人が始めて下さったこの企画には感謝してもしきれません。

 だから私もこうして「スクスタと共に生きた証」をここに書き残しています。

 

時がどんなに経とうと
灰と化すことなんて無いわ
瞳を閉じたらそこに感じるもの
さあ私と…!

(「Fire Bird」より引用)

 

 朝香果林の情熱の炎が消えないのと同じように、みんなの「スクスタに対する想い」という炎も消えることはありません。

 私自身、「スクスタ」とは虹ヶ咲の生まれ故郷のみならず、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会や同好会と走る者たちにとっての「一つの証」だと強く思っています。

 スクスタのメインストーリーは53章で一区切りがついていますが、そこから先の物語は一人ひとりの「あなた」が作り上げていくものなんです。つまり、54章以降の展開は虹ヶ咲と、そしてスクスタと共に走り続ける人間の数だけ存在するんです。


 そして最後に果林に一つ、メッセージを残してこの記事の締めとさせて下さい。


 誕生日、本当におめでとう!私は貴女に会えて本当に光栄に思っています。貴女に出会えたから、私も貴女に負けないように頑張ろうって思えています。

 いつまでもあなたの情熱を燃え上がらせることができるような存在でありたい。

 今までも、そしてこれからもよろしくお願いします!

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冷気と静寂の中で

 みなさんこんにちは、わらみんです!

 いよいよラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 NEXT SKY」公開まであと3日ですね!(もうそんなところまで来たのか…!)

 ついに始まる虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の新展開に私自身、今から待ちきれません!!

 さて今回ですが、OVA公開までのカウントダウン企画「#Melody_is_TOKIMEKI」と題しましたアニメ劇伴に焦点を当てた企画に参加させていただけることになりました!

 詳細はこちらになります


 本日6月20日は私わらみんが担当させていただきます!


 私が担当する劇伴はこちら


 「Crossing」


 ピアノとギターが特に印象的な(※個人の主観です)この劇伴は2期9話2期11話で使用されています。

 今回は主に2期9話「The Sky I Can't Reach」2期11話「過去・未来・イマ」の2つの視点からこの劇伴について触れていきたいと思います(都合上多分他の話にも触れることになると思う)。

 皆さん、ぜひ最後までよろしくお願いいたします!

 

①「Crossing」という劇伴について

 まずは、この曲に対して私自身がどのような感想を持ったかをできるだけ簡潔に述べていきます。2期11話後半での印象が特に強いため、以下の感想は11話を中心としたものになりますが、ご容赦ください。

 私が特に「Crossing」に惹かれた部分は3つあります。


 1つ目は最初のピアノ。私がイントロ部分で感じたのは「冷気」でした。聴こえてきたピアノの音はどこか強く、しかし硬く。寒空とこれほどマッチしている音があるだろうかというくらいには聞き入っていました。


 2つ目は中盤。どこか優しい音色ですが、一定のリズムで淡々と音楽が進んでいっており、どこか寂しささえ感じます。それはまるで容赦なく過ぎ去る時間のように。まるで果林が時間の流れに置いていかれているような描写さえ感じました。


 3つ目は最後のギター。ここで私が感じたのは「温かさ」でした。海浜公園で物思いにふけている果林のもとにエマ彼方が駆け付けたタイミングでこのフレーズが流れており、沈んでしまいそうになっていた果林に対する一筋の光を表現しているように思えました。


 この劇伴について、作曲者の遠藤ナオキさんはオフィシャルブックで次のように語られていました。

 

この曲は最初、「逍遥」というオーダーがありました。
フラフラとほっつき歩く--という意味ですね。

(「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会TVアニメオフィシャルブック2」より引用)

 

 2期11話後半の果林視点で進んでいく物語を振り返ると、「逍遥」というタイトルでもとてもふさわしいように感じます。ですがタイトルは「Crossing」

 なぜこのタイトルになったのでしょうか。2期9話で流れた「Crossing」と2期11話で流れた「Crossing」。確実にニュアンスは違うと思います。ここからは、それぞれの「Crossing」が持つ意味を考えていきましょう。

②意味その1 「すれ違い」

 「曲、できたんだよ!」ミアがランジュを引き留めるために作ったランジュのための曲。その完成を璃奈達に告げた際に流れたのが1箇所目です(2期9話「The Sky I Can't Reach」)。ミアのテンションとは裏腹にバックで流れているのはピアノの冷たい音色。あまりの温度差に当時は戸惑いを隠せませんでした。「もっと明るい曲があったんじゃないのか?」と疑問に思ったほどです。

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 9話における「Crossing」「すれ違い」という意味で使われているのではないかと考えます。

 では、何と何が「すれ違い」なのでしょうか?

 私は「ミアの気持ち」と「ランジュの気持ち」と捉えることもできるし、「ミアの口から出た言葉」と「ミアの行動(本心)」と捉えることもできるんじゃないかって思います。

 

どう?キミのために書いた、キミのための最高の一曲だ!

(テレビアニメ2期9話「The Sky I Can't Reach」より引用)


 口でこそ「ランジュのため」と言っていますが、ミアの本心は「ランジュに認められたい」がために「ミア・テイラーのため」の曲を作っていたのではないかなって思っています。これがミアの言葉と本心の「すれ違い」です。

 ランジュとミアのすれ違いについては、ここでは「ランジュに認めてもらい、帰国を踏みとどまってくれると思っていたミアの心」「ミアの曲が響かなかったランジュの心」と言えるでしょうか。

 直後に流れた劇伴「凍結した心」はミアの心を表しているのではないかと考えています。

 言葉と本心が乖離してランジュに認められなかった結果、侑や璃奈の気遣いに対して「放っておいてくれ」「うるさいな」という言葉が反射的に出てしまうほどに作曲家ミア・テイラーの心は一度凍り付いてしまったというのが私の考える2期9話の「Crossing」→「凍結した心」の一連の流れです。

 また、7話アバンの1曲目に流れている劇伴も「凍結した心」なのですが、あの劇伴の前にももしかしたら「Crossing」が入れることが出来るのかもしれないなって思ってます。


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 目の前で姉の夢が砕け散る瞬間を見た栞子。それがきっかけで栞子の「スクールアイドルの夢」「凍り付いて」しまう事になります。

 この場面ですれ違いになっているものは「薫子の気持ち」と「栞子の気持ち」と言っていいのではないでしょうか。

 そう考えた理由は「EMOTION」直前のシーンにあります。

 

夢を叶えようと三年間努力し続けて、最後は泣いていたんです!後悔していたんです!

してないよ、後悔なんて。

確かにあの時は悔しかった。でも今では、やってよかったって思ってる!

(テレビアニメ2期7話「夢の記憶」より引用)

 

 「やってよかった」と思っていた薫子に対して、何年もの間「姉は後悔していた」と思い込んでいた栞子。

 それによって栞子のスクールアイドルの夢は「凍り付く」ことになってしまいました。

 7話と9話の展開を踏まえたうえでの私の考えをまとめると、「すれ違い」すなわち「Crossing」が起きることが「凍結した心」が流れる条件になるのではないかという結論です。

③意味その2 「渡航

 間近に控えた卒業に対する悲しみ、卒業後の未来に対する不安、様々な想いを抱えて鈍色の空の下、お台場を彷徨う果林。

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 前項で劇伴「凍結した心」について触れましたが、11話でもし果林のもとにエマと彼方が駆け付けることが無ければ、未来に対する恐怖を抱えたまま果林の心は冬のお台場の中に凍り付いてしまっていたのではないかと思っています。

 ですが、「凍結した心」が流れた2期9話と決定的に違うことがあります。それが「引き上げてくれる者の存在」です。2期11話では未来に対する不安に沈んでしまう前に彼方とエマが駆け付けて引き上げてくれたからこそ、果林は自分の胸中を打ち明けることができ、「イマ」を全力で駆けぬける決意ができたのではないでしょうか。


 この話における「Crossing」「航海」という意味で使われていると考えます。実はCrossingには「航海」という訳も存在しているんです。調べてみてびっくりしましたね…

 おそらく海を「横切る」というニュアンスなのかなって思っているのですが、お台場において、海を横切る手段といえば何が思い浮かぶでしょうか?

 私は、その手段こそが「レインボーブリッジ」ではないかと思っています。

 果林が降りた駅は、ゆりかもめお台場海浜公園なのですが、この駅はレインボーブリッジを渡る直前の駅です。この描写と合わせて流れた「Crossing」は、レインボーブリッジの向こう側にある「未来」へと向かうことを恐れていた果林の心境を表していたのではないのかなと考えています。

④共通する意味

 さてここまで、2期9話と2期11話をメインに(時々2期7話)「Crossing」という曲について触れていきました。そして「Crossing」の後に流れた劇伴は「凍結した心」「想い、花ひらく時」の2つがあると述べました。

 一見すると、「Crossing」を境目にその後のメンバー達の動き次第でストーリーが分岐するようにも思えます。ですが、2期7話と9話で「凍結した心」が流れたの後の展開はどうだったでしょうか?

 7話では栞子が自分の気持ちに蓋をしてしまうに至った経緯、そして薫子から事情を聞いた同好会のメンバーが栞子を説得しようと動き出すシーンが描かれています。ここで流れていた劇伴は「トキメキを信じて」「始めようよ!」です。

 また、9話ではミアが璃奈に自身の過去を打ち明けたあとで自分の本当の想いをさらけ出し、差し伸べられた璃奈の手を今度は拒絶することなく掴んでいます。ここで流れていた劇伴は「I'm here」です。私はこの3つの劇伴は「凍結した心」を溶かすポジションの劇伴だと思っています。

 テーマとなった劇伴からかなり話が逸れてしまいましたが、「Crossing」という劇伴がどういった立ち位置なのかを整理するために簡易的に図を使って考えていきましょう。


 この図においては「Crossing」をスタート地点として考えています。

 先程と重複した内容になりますが、まず第一段階として「想いのすれ違い」「未来へ進むことに対する恐怖」といったような事象が起きた場合に「Crossing」が流れます。そして引き上げてくれる者の存在があれば「想い、花ひらく時」へ、いなければ「凍結した心」のルートへと進みます。

 ですが「凍結した心」ルートに進んでも、あくまで心が「凍り付いた」だけに過ぎないんです。「温めて溶かす」きっかけや人物さえ存在すれば、再び心は動き始めます。そして心が凍り付く前だろうが後だろうがどちらのシーンでも「温度が下がった者に対して、温めてくれる存在」はいたんです。ミアにとっての璃奈だったり、果林にとってのエマや彼方だったり(上図の「I'm here」「始めようよ!」が所謂「凍り付いた心を溶かす劇伴」になります)。

 そして9話でランジュを引き留めようとミア達が動いた結果ランジュが同好会に加入するに至り、11話で果林は同好会の1stライブ開催を提案します。これが上の図でいう「大きな展開」に当たります。

 ここまでを踏まえて考えると、私が思う劇伴「Crossing」の本当の意味は「予感」だと思っています(本来の意味にそういったものは無いのですが)。

 上の図では一度は条件によって劇伴が分岐しているのですが、その後に大きな展開が待ち受けているという結果は変わらないんです。少々強引になってしまうのですが、極端な話「Crossing」が流れ始めた時点で既に次なる大きな展開の布石が打たれたといっても過言ではないというのが私なりの考えです(わかりにくい説明になってしまって申し訳ないです…)

⑤劇伴を耳以外でも感じる

 突然ですが、少しだけとある遠征時の思い出話にお付き合いをよろしくお願いします。

 次の4枚の写真を見てください


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 これらの写真は全て同じ日に撮っています。

 実は訳あってライブが開催されていないときのお台場にお邪魔させていただいてました。撮影日は4月中旬。ユニットライブが終わっておおよそ1か月、そして「あの日」から2週間ほど経った時期です。

 朝早い時間であり、イベントの間の空白期間だったということもあったのか、この時のお台場は静寂に包まれていました。

 「静寂」は少し言い過ぎましたね。正しく表現するなら「限りなく静寂に近い雰囲気」といったところでしょうか。それでも、聴こえてくるのは雨の音と遠くのほうで走っているゆりかもめの音だけです。

 祭りの後の静けさが残るお台場で、私は彼女たちの足跡を探して数時間彷徨い続けました。コラボ期間は終わっていたため、有明ガーデンには虹ヶ咲に関係するものはもう置かれていませんでした。ユニットライブは4ユニットとも公演を終えていたため、ガーデンシアターに来るまでのモニターには彼女たちはもう映っていませんでした。

 私もまた、当時の果林と同じように容赦ない時の流れと季節の移り変わりに置いていかれそうになっていて、不安の中に沈んでしまいそうになっていました。

 丁度その時に私の頭の中で無意識のうちに再生されたのが「Crossing」だったんです。今思い返せば、2期11話での果林の心境とお台場訪問当時の私の心境は似たようなものがあったのかもしれませんね。

 ですが私にもまた、引き上げてくれる存在がいました。それが同好会のメンバー達、そして私と同じように「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」を愛するオタクのみんなです。

 お台場ゲーマーズに立ち寄った時、変わらず虹ヶ咲はそこに存在していたことで気がついたんです。

 「たとえイベントやコラボが無くても同好会のメンバーがお台場に存在するという事実が揺らぐことは無いし、仮にお台場そのものが無くなったとしてもそこで虹ヶ咲と共にたくさんの思い出を共に作ったという事実は決して消えることはない」と。

 そういったことがあって私は改めて実感することが出来たんです。やっぱり私は虹ヶ咲が好きなんだって。そして、この時期には決定していたOVAに向けて更に熱が高まりました。

⑥最後に

 さて本日は、「Crossing」という劇伴について私の考えを述べていきました。途中で他の劇伴にもたくさん焦点を当てて進んでいきましたが、今回書かせていただいたものは全て根底に「Crossing」があります。

 先程も述べましたが、「想い、花ひらく時」ルートを辿ろうが、「凍結した心」ルートを辿ろうが、結局行きつく先にあるのは「再起」「更なる巨大な展開」なんです。そう思って改めてこの劇伴を聴くと、どこか予感めいたものさえ感じさせてくれます。そんな寂しくも温かく、熱くなれる要素も含めて私は「Crossing」が大好きです

 ここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございました。

 ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 NEXT SKYまであと3日

 明日の担当はハルさん(@rainbowdreams_0)です!

⑦演奏動画

 今回の劇伴記事リレーですが、サプライズとして素敵な演奏動画がありますので、ぜひ見ていただけると嬉しいです!

 

全ての「時」を抱きしめて

 皆さんこんにちは、わらみんです!

 本日6月13日は私の推しである小原鞠莉の誕生日!おめでとうございます!!!

 昨年は画像ツイートでお祝いさせていただきましたが、今年は「私の鞠莉との出会いから今に至るまでのお話」と、小原鞠莉が過去や未来とどう向き合っているか」「小原鞠莉という人に対して抱いている想い」を書き綴らせていただきます。

 ちなみに去年のはこちら(この時は画像ツイート初めてだったから色々分からないこと多かったなあ…)


 よろしければ最後までお付き合いいただければと思います!

 

①出会い

 まずは、私と小原鞠莉との「出会い」について少しだけお話ししたいと思います。

 初めて彼女と出会ったのは7年半前、μ'sのファイナルライブが発表される少し前のことでした。当時ラブライブ!というコンテンツに触れ始めたばかりの私はμ'sとAqoursの存在をほぼ同時に知りました。

 Aqoursのメンバーが一通り発表されて、特に興味を惹かれたのが鞠莉だったんです。

 ボイスや話し方、ビジュアルを一通り見て私が思ったのが、


 「めちゃくちゃ個性的な人来たー…」


 というものでした。私が鞠莉に抱いた第一印象は「あまりにも眩しすぎる人」でした。

 私が鞠莉のことを好きになったのはアニメがきっかけです。

 後の項でも述べていきますが、特に1期9話2期6話2期11話が印象的で、リアルタイムでアニメで鞠莉を見ていくうちに、鞠莉のAqoursに対する想いや向き合い方浦の星女学院に対する姿勢を見て徐々に小原鞠莉という人間に惹かれていきました。そこからスクスタのストーリーやライブ、ユニット曲やソロ曲の数々を通して更に好きになっていったことをつい昨日のことのように覚えています。

 気づけば、当初抱いていた「あまりにも眩しすぎる人」という印象から、「過去も未来も今も、Aqoursや学校も全てを包み込む温かい光のような人」という印象へと変わっていきました。

 ここまで私が鞠莉に出会った経緯や好きになった経緯をものすごく簡潔にまとめさせていただきましたが、ここからは鞠莉の「過去に対する向き合い方」「未来に対する向き合い方」がどういうものなのか、ストーリーやアニメ、楽曲を基に私なりの考えを述べていきたいと思います。

②過去を絶対に無駄にしない

 2期6話「Aqours WAVE」にて果南が海へ投げ捨てようとしたノートを、自身がずぶ濡れになるのなんて構わずに取り戻そうとした場面がすごく好きです(何ならサンシャインのアニメで自分が選ぶ名シーンの一つ)。2期の鞠莉は学校のために奔走するシーンが多かったイメージなのですが、この時は「スクールアイドル」の、そして「Aqours」のために全力で動いていました。

 

否定しないで、あの頃のことを。
私にとっては、とても大切な思い出。
だからこそやり遂げたい。
あの時夢見た私たちのAqoursを完成させたい!

ラブライブ!サンシャイン!!TVアニメ2期6話「Aqours WAVE」より引用)




 フォーメーションの練習中に足を怪我し、大会を辞退する形となってしまいました。そのケガは鞠莉の将来さえ閉ざしかねないものでした。

あの日の私を超えていけ【ラブライブ!サンシャイン!!2期6話】【リリー召喚】 | 大好きはもうかくさないブログ

 果南とダイヤの真意に気づかないまま2年間を過ごし、留学先から戻ってきてからも果南やダイヤとの溝は中々埋まりませんでした。

anime ラブライブ!サンシャイン!! 第9話「未熟DREAMER」 | ムーディの応援隊ブログ

 そんな辛い出来事の数々でさえ、「大切な思い出」として抱きしめて前に進んでいたんです。もしもあの時、鞠莉が果南の練習ノートを取り戻していなかったら、フォーメーションは千歌達に受け継がれていなかっただろうし、Aqours WAVEを完成させることもラブライブ!で優勝することもできなかったでしょう。

 鞠莉が「過去を大切にする人」だったからこそイマのAqoursがあるのではないでしょうか。

 テレビアニメではここまででしたが、その数年後に展開されたスクスタメインストーリー3rdシーズンにて更なる展開が待っていました。それは、鞠莉達のAqoursチャレンジにもなった「3年生3人のみでもう一度スクールアイドルの大会に出場して優勝を掴み取る」ということ。

 この時、3人だけでなく私の中でも止まっていた時間が進み始めたような気がしました。

 正直なことを言うと、アニメで元祖Aqoursが納得のいかない形で敗退したまま終わってしまったのが自分としては少しモヤモヤしていたんです。9人となって優勝まで漕ぎつけたからいいのではないかと言われたらそれまでかもしれないけど、やっぱりあの時代のAqoursも救われてほしかった。そんな自分勝手とも言える願いが数年間、私の中に残ったままでした。

 

マリーね、いつか上書きしたいと思ってたの

スクールアイドルの大会に、
ひとつでも苦い思い出があるのは悲しいじゃない

だから、この3人で大会に出場してみたい……

ダイヤ、果南。
今度こそ、マリーと歌いましょう!

(スクスタメインストーリー34章「見たいの!Aqours!前編」7話「残してきたもの」より引用)

 

ねえ、私たちのチャレンジは、
あの場所に残してきた想いを迎えにいくことだけど、
もう少し欲張ってもいいかしら?

なんですの?

当ててあげようか?「3人で優勝」でしょ?

正解!

鞠莉さん、それは欲張りではありませんわ。
狙って当然のことです

やるからには優勝を狙いますわよ、元祖Aqoursで!

(スクスタメインストーリー34章「見たいの!Aqours!前編」8話「リトライ!」より引用)

 

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 この時が来るのをどれだけ待ち望んでいたか、自分でも計り知れないくらいの大きな感情が湧いてきました。

 元祖Aqoursとしての心残りを置いてきぼりのままにせず、苦い思い出を苦い思い出のままにせず、チャレンジのやり直しとして成し遂げてくれたことがすごく嬉しくて…。あの時置いてきた想いを迎えに行くと鞠莉本人が宣言してくれて、そして宣言通り3人での優勝を達成してくれて、私の心はすごく救われたんです。

 当時スクスタのメインストーリーを読み進めるのが遅れていた私がこのお話を見たのは丁度去年の6月に入った辺りでした。読み終えた数週間後に待っていたものといえば、Aqoursにとって2度目の東京ドームでのライブ

 そこで披露された3年生のみのバージョンの未熟DREAMER。私にとってすごく大切になっている思い出の1つです。まるで、鞠莉達が元祖Aqoursとしての想いを約束の場所まで連れてきてくれたような気がしたんです。メインストーリーを読むタイミングがリリースより遅くなったのさえも運命なのではないか。私の胸の中はそんな想いでいっぱいでした。

 東京ドームのステージで踊る3人の姿を見て涙を流しながら、鞠莉達3人のAqoursチャレンジで披露した楽曲はもしかすると「未熟DREAMER」なのかもしれないなって考えたりもしていました。

③遠い未来で

 好きなラブライブ!シリーズ楽曲の一つに「New winding roadがあります。鞠莉の、鈴木愛奈さんの歌唱力に引き込まれるのはもちろん、鞠莉だからこそ歌える歌詞もまた魅力の一つです(そしてライブで泣かずに聴けた回数は0回)。

 スクールアイドル、そして理事長としてAqoursや浦女のために奔走した鞠莉にとって、浦女で過ごした思い出は相当大きいはずです。

 更に鞠莉は3年生。3年生といえば必ず絡んでくる要素は「卒業」です。

 「New winding roadのテーマは「間近に迫った卒業に向き合う鞠莉の心境」だと思っています。

 人の数だけ人生のルートはあるわけですし、卒業してそれぞれの道を歩き始めれば、どれだけ絆が深くても離れ離れになってしまいます。

 だけど、心はどんな時でも「あの頃へ戻れる」「あの頃の空の色忘れはしない」と歌っているように、いつでもかけがえのない「イマ」を思い出せるんです。彼女は先の分からない未来に対して前を向ける手段を持っているんです。

 

一緒だよ!
だって、この空は繋がってるよ!
どんなに遠くても、ずっと!いつでも!

ラブライブ!サンシャイン!!TVアニメ2期12話「光の海」より引用)

 

 どれだけ離れていても、果南鞠莉ダイヤも、そして1年生や2年生のメンバーとも、同じ空の下で想いは繋がっています。

 

強く 私がもう一度夢を見る
まぶしい光探し求めてる
前を向いて新しい場所へと歩き出す
この道はとこへ続くんだろう?

(「New winding road」より引用)

 

 Aqoursの一員としての夢であったラブライブ!優勝」は叶いました。浦の星女学院理事長としての夢であった「廃校阻止」は叶いませんでした。

 夢が叶う喜びも夢が破れる辛さや悔しさも知っている鞠莉ですが、「仲間と過ごした思い出」があったからこそ、今度はその「思い出」を胸に未来へと飛び込む勇気を持っているのではないでしょうか。そして「どんな未来が待っているのだろう」という恐怖よりも好奇心が勝っているからこそ「探し求めてる」という言葉が出てきたのではないでしょうか。

 ここで、それまで私がこの曲で1箇所疑問に思っていたこととその答えを書き残したいと思います。

 その疑問点というのが「同じようで違う太陽」という歌詞です。空は同じなのに、何故太陽は違うのでしょう?

 その答えこそが「それぞれの夢」なのではないかと考えています。

 

同じようで違う太陽
遠く離れて気がついたこと
いまさらだけど伝えてみようか
それは今日じゃない もっと先

(「New winding road」より引用)

 

 鞠莉にとっての「太陽」って浦の星にいた頃の夢の先にある更なる夢なのではないかと思います。

 Aqoursのメンバーとして浦の星にいた頃は、明確に「廃校阻止」「ラブライブ優勝」という夢がありました。それは鞠莉だけでなく、残りの8人のメンバーも同じです。ですが、「同じ夢」から道は分かれ「それぞれの夢」へと9人は歩き始めます。

 叶った夢も砕け散った夢も全て抱きしめて、その先に待つ新たな夢に向かって、今度は「一人で」進む覚悟。だけど「独り」じゃない、同じ空で繋がる仲間がいるからこそ、再会の日まで歩み続けることが出来る。

 Aqoursを、浦の星女学院を愛していた鞠莉が新しい夢に向かう途中の自分自身を奮い立たせる。そんな文脈を感じる曲です。

④「わたし」と「小原鞠莉

 先程、私が好きなラブライブ!シリーズの楽曲の1つに「New winding roadがあるというお話をしました。私自身、この曲には何度も助けられてきました。

 少しだけ自分の昔話をさせて下さい。

 就職で地元を離れ、慣れない地の新居で泣きそうになっていた時、仕事やプライベートが上手くいかずに落ち込んでいた時、決まってこの曲を聴いていました。その度に歌詞が胸に強く響いてきて、そして傍で鞠莉が見守ってくれているような、優しい笑顔で私を包み込んでくれるような、そんな感覚になったんです。

 卒業というイベントを経て、学生時代に共に過ごした親友たちとの別れを経験したのは私も同じです。だけど同じように仲間と別れ、一人海外に旅立った鞠莉は、その時が来たら胸を張って仲間と再会できるように走り続けていました。私も負けていられない。こんなところでくたばってたら親友や鞠莉に置いていかれる。再会するときには一回りも二回りも成長していたい。そうして私は自分自身を奮い立たせていました。

 私がここまでラブライブ!シリーズを全力で追う日々を過ごせているのは紛れもなく鞠莉のおかげです。だから最後に、ここで鞠莉に対する感謝の想いを残してこの記事の締めとしたいと思います。

 鞠莉、誕生日本当におめでとう。あなたがいたから、いつも優しい笑顔で包み込んでくれているから私は頑張ることができています。あなたが過去も未来もイマも全て大切にしてくれているから、私は鞠莉やAqoursと共に走り続けることが出来ています。

 出逢ってくれて、本当にありがとう。これからもよろしくお願いします!

銀河の果てで見た「イマ」

 こんにちは、わらみんです。

 皆さん、DiverDivaとの宇宙旅行、お疲れさまでした(なおもう1か月半)!今なお余韻が凄すぎて、スペースやツイート等で感想を語らせていただいております。

 私自身、あの時に見た光景を思い出しては今でも涙が出ることがあります。

 ユニットライブからはかなり時間が空いてしまいましたが、どうしても書きたいことがいくつかあったのでここに残したいと思います。

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①それぞれがもたらした影響、アニメ2期を経て

 まずはソロ曲について触れていきます。4thアルバムアニメ1期曲を披露しましたが、それぞれについて考えたことを少し述べさせていただきます。


 最初は4thアルバムのソロ曲をピックアップした理由についてです。

 「Diabolic mulier」「Turn it Up!」は、それぞれが各メンバーと正反対の雰囲気を持っているように思えます。元々ステージを魅了する果林が、ステージ全体を使って観客と共に盛り上がるようなパフォーマンスを披露し、観客と共に楽しむステージを作り上げていた愛が、逆に会場全体を支配するかのようなパフォーマンスを披露していました。

 愛と果林はそれぞれがライバルとして曲の中で競い合い、高めあうユニットです。そして4thシングルであるはお互いがお互いの影響を受けた曲なのではないかと思います。お互いがユニット内で切磋琢磨するうちに、自分とは真反対のスキルを相手から盗んだのではないか、二人の間にそんなストーリーがあったのではないかと私自身感じています。

 次にアニメ曲が選ばれた理由についてです。

 今回の「VIVID WORLD」「サイコーハート」「アニメ2期を経た後で歌ったもの」ではないかと考えています。

 まずは「VIVID WORLD」が披露された理由について。

Love Live! Nijigasaki: Butterfly/Solitude Rain/VIVID WORLD Download MP3 ...

 初めてこの曲を聴いたとき、私は2番以降の歌詞があまりピンと来なかったんです。

 1期の時点では2番の歌詞がものすごく先の未来のことを歌っているように感じました。

 

過去とか現在(いま) それだけじゃ
判らないこと きっとあるけど
この先も 変わらない想い
みんなで未来創ろう

 

眩暈を覚えるほど
無限に広いこの宇宙で
今 こうしてる 奇跡
結構 刺激的じゃない?

(「VIVID WORLD」から引用)

 

 上2つでピックアップした歌詞は少なくともアニメ1期の時点では出てくるものではないのでは?というのが私の考えです。

 アニメ2期「まで」の間の同好会活動を経て、同好会に対する「好き」想いが大きくなっていき、「時間」に対する向き合い方が変化した描写を見届けた今だからこそ、この歌詞が持つ意味というのが分かってくるのではないでしょうか。


 次に「サイコーハート」が披露された理由について

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 多くの人間が考えるであろう「宮下愛=太陽」の式、しかしこの曲中では「太陽になりたいよ」という歌詞が出てきます。

 「宮下愛=太陽」という考えを持たなかった人間とは、他ならぬ愛自身だと思っています。

 自覚がなかったからこそ、美里の悩みを聞くまで自分がだれかの心に影を落としていたとは思わなかっただろうし、果林に激励されるまで「太陽みたいに輝く笑顔」が自分自身の武器だと気づかなかったのではないでしょうか。

 

そのハート照らす
(Woh Woh, Woh Woh)
太陽になりたいよ

 

そのハート焦がす
(Woh Woh, Woh Woh)
太陽になりたいよ

(「サイコーハート」より引用)

 

 こうやって見返してみると、「そのハート焦がす太陽になりたいよ」と言っていたのが印象的で、初めてこの曲を聞いた時私は違和感を感じたのを覚えています。

 ですが、2期4話を経て「誰かを傷つけることもあるが、それでも『楽しい』を貫き通す覚悟」を持った愛だからこそ、この歌詞が大きな意味を持ってくるのではないかと考えました。


 こうしてアニメのソロ曲を振り返ってみると、もしかするとDiverDivaの二人以外のソロ曲も2期を経たことで歌詞が持つ意味がより明確になるのかなって感じたのでどこかでタイミングがあれば虹ヶ咲のメンバー全員分読み解いていきたいですね。

②「過去・未来・イマ」

 さて、今回のライブにおける私の一番の号泣ポイントがやってきました。「未来ハーモニー」です。

 「この2人でやるのは珍しいかもね」とMCで2人がおっしゃっていた時、ずっと何が来るのか色んな曲の候補が脳内を駆け巡っていたました。そして舞台が暗転してなお、イントロと映像が流れる直前まで考えこんていたのを今でも覚えています。

 そして、画面に映し出された見覚えの在りすぎる映像、流れ始めた聞き覚えのありすぎるイントロ、正直ここから先はあまりの衝撃と感動でうろ覚えでした。覚えていることがあるとすれば、驚きと嬉しさで叫んでいたこと、大量の涙で視界がぼやけていたことでしょうか。(叫びというよりは多分、咆哮に近いものじゃなかったのかなって思ったり)

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 ショートMVと共に1番が終わり、2番前半まで涙を流しながらもパフォーマンスは何とか見届けようとステージを見ていました




が、無理でした




 流れてきたんですよ…「過去・未来・イマ」が…!




 私の涙腺は耐えられるわけもなく、大号泣(嗚咽もセット)でしたね、あの時は…

 私が虹ヶ咲の中で一番大切にしている話といっても過言ではありませんし、私にとって2期11話はラブライブ!シリーズを追いかける上で道標にしている話でもあります。

 いつも過去に対して後悔したり、未来に対して不安を抱いていた私にとって、「イマ」を全力で生きることの大切さを教えてくれました。そして、あの瞬間は私にとってかけがえのない「イマ」として深く心に刻まれました。


 記憶が曖昧で後から聞いた話なのですが、どうもあの映像、愛が果林に後ろから抱きつくシーンで終わっていたらしくて。それを聞いた瞬間、「ユニットライブで未来ハーモニーが披露されるなら、このユニットでやらない理由が見当たらない」と確信することが出来ました(その後のQU4RTZでもアコースティックバージョンとして披露されていましたが)。



 「未来ハーモニー」が披露された後で感情(と顔面)がぐちゃぐちゃになっていたので正直当時のことをあまり覚えていないのですが、その後に「Fly into the sky」「祭花-saika-」の2曲が披露されたという事実もかなりヤバいことだと思っています(語彙力)。

 「Fly into the sky」がもつ意味については前回のこちらの記事を見ていただければと思います(この記事ではガッツリ省略するスタイル)。簡潔にいうと、過去の思い出も未来に対する不安も抱きしめて「空高く未来へと突き進んでいく歌である」ということです。

waraminliver.hatenablog.com


 それではこの涙腺崩壊ラインナップ(ネーミングセンス壊滅)の中に「祭花-saika-」が含まれていた理由を考えていきます。

 一見すると夏祭りの様子を描いたこの歌詞、ですが次の歌詞に注目してみます。

 

舞放たせ 美しく
鳴り響け 強く強く
咲き誇る花は 人の心を掴んで離さない
With you again また君と見たいな
空に連れてって My wish 描く
きれいだね きれいだね
また そう、また
夏はやってくるから

(「祭花 -saika-」より引用)

 

 花火の輝きは一瞬です。そして「イマ」というのも瞬間的なものです。そう考えてみると、「祭花 -saika-」は大切な人と過ごすこの瞬間を大切にしたい、そして先の未来でも共に同じ瞬間を過ごしたい、そんな想いを花火に例えて表しているんじゃないかって思います。


 「未来ハーモニー」「Fly into the sky」「祭花 -saika-」と続く3曲は、アニメ2期11話「過去・未来・イマ」を経て、過去に対する思い出も未来に対する期待や不安も抱えて前に進もうとしつつも、その先の未来でもまた同じように大切な「イマ」を過ごす瞬間が来たらいいなというDiverDivaの2人の願いが込められたものになっているのではないかと感じました。

③「闇」があるからこそ

 このライブのメイン楽曲ともいえる「Shadow Effect」ですが、ライブの演出とバックモニターの映像で、この曲が持つ本当の意味に少しだけ近づくことが出来たのではないかと感じています。



 サビ部分で顕著になっていたのですが、モニターに映っていたのが「月の満ち欠け」ではなく「月食だったんです。これが持つ意味というのが自分の中で非常に大きいと感じていて

光と影 支え合う美的表現
切り離せば Same as nothing!!
Day and night 黒が強くあればコントラストが増していって

(「Shadow Effect」より引用)


 この曲における「影」って、「月の裏側」と表現する「その人の見えない部分」もそうなんですが、月食で発生する影」と表現する「自身の過去における負の側面」のことも差しているのではないかと考えています。

 光が光であるためには、「影」の存在は必要不可欠です。そして、人間誰でも過去に「影」と呼ぶような経験をしているのではないかと思っています。

 それぞれの人が生きてきた時間の全ては、良くも悪くも無意味ではない。虹ヶ咲のアニメやライブを経て、それぞれのスクールアイドルの色々な面が見えてきた今ではそう思えます。

 過去という「影」、イマという「光」。二つが存在することで、その人の美しさがより際立つのではないでしょうか。

④最後に

 今回のライブでは、「時間との向き合い方」「自分自身の影との向き合い方」に特に焦点を当てていたように感じました。ユニットライブが後半戦だったということや、メンバーに3年生がいたこと、正反対の性質を持つ人間が同じ舞台でパフォーマンスしていること等、要素としては十分だったって思えます。

 果林推しとして、アニメ2期11話を大切にしている一人の人間として、今までで一番泣いて一番笑ったライブでした。

 思えば7月にユニットライブ開催の発表があって、チケットを当ててから長いようで短い半年間だったなって思います。開催までの期間は本当に長く感じたのに、遠征の4日間は一瞬でした。

 遠征期間は本当に沢山の思い出がありました

 弾丸でハチャメチャな計画を実行したり、


 オタクたちとにじよん聖地リアタイしたり、


 コラボルームに泊まったり、


 最高の「イマ」を受け取ることが出来たり、


 他にも挙げればきりがないくらいです。だからこそDay2公演が終わってオタクたちと別れて帰路についたときは、寂しくて泣いてしまいそうでした。

 そんな時にやっぱり「未来ハーモニー」を聴きたくなるものなんですよね。新幹線の中で聴いたとき、これまでの思い出が脳裏に蘇ってきて、また泣いてしまいました。

 でも、帰り道でまで曲を聴いて涙が出るということは、それだけこの4日間が最高の思い出だったということの裏返しでもあります。私はこの感情も大切に、再び前へ進んでいこうと決意できました。


 この記事を書いている期間中に、ユニットライブのブルーレイ発売が発表されました。もちろんDiverDivaもあるわけですが、私は「未来ハーモニー」が披露された瞬間だけは見ずに、記憶の中に留めておくかもしれません。

 あの曲に対しては他のパートとは全く違う心境だったんです。もちろん他のパートも魅力満載で何度でも見返したいって思っているんですけど、「未来ハーモニー」に関しては「思い出を上書きしたくない。あの場所で見た『イマ』という光景は、あの瞬間だけのもので良い」という気持ちがすごく強いんです。

 あの時、あの場所で受け取った感覚を、思い出を大切にしたい。そう強く思いました。

 あまりにも書きたいことが多すぎてどのようにまとめたらよいかわからなくなったのですが、私にとっては「未来ハーモニー」のことがより一層好きになったライブでもあったし、「Shadow Effect」に対する理解がより一層深まったライブでもあったので、今回こうして書き綴らせていただきました。

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました!ユニットライブはすべて終わってしまいましたが、OVAやファンミーティングツアー等、これからの展開も楽しみに、楽しい「イマ」を全力で駆け抜けていこうと思います!

 タイトルにて「銀河の果て」という言葉を使わせていただきましたが、ユニットライブ中、そしてユニットライブ後も大きな存在となっていくDiverDivaを見て感じたことを最後に一言述べて今回の記事の締めとさせていただきます。



 銀河に「果て」って無いですね