全ての「時」を抱きしめて

 皆さんこんにちは、わらみんです!

 本日6月13日は私の推しである小原鞠莉の誕生日!おめでとうございます!!!

 昨年は画像ツイートでお祝いさせていただきましたが、今年は「私の鞠莉との出会いから今に至るまでのお話」と、小原鞠莉が過去や未来とどう向き合っているか」「小原鞠莉という人に対して抱いている想い」を書き綴らせていただきます。

 ちなみに去年のはこちら(この時は画像ツイート初めてだったから色々分からないこと多かったなあ…)


 よろしければ最後までお付き合いいただければと思います!

 

①出会い

 まずは、私と小原鞠莉との「出会い」について少しだけお話ししたいと思います。

 初めて彼女と出会ったのは7年半前、μ'sのファイナルライブが発表される少し前のことでした。当時ラブライブ!というコンテンツに触れ始めたばかりの私はμ'sとAqoursの存在をほぼ同時に知りました。

 Aqoursのメンバーが一通り発表されて、特に興味を惹かれたのが鞠莉だったんです。

 ボイスや話し方、ビジュアルを一通り見て私が思ったのが、


 「めちゃくちゃ個性的な人来たー…」


 というものでした。私が鞠莉に抱いた第一印象は「あまりにも眩しすぎる人」でした。

 私が鞠莉のことを好きになったのはアニメがきっかけです。

 後の項でも述べていきますが、特に1期9話2期6話2期11話が印象的で、リアルタイムでアニメで鞠莉を見ていくうちに、鞠莉のAqoursに対する想いや向き合い方浦の星女学院に対する姿勢を見て徐々に小原鞠莉という人間に惹かれていきました。そこからスクスタのストーリーやライブ、ユニット曲やソロ曲の数々を通して更に好きになっていったことをつい昨日のことのように覚えています。

 気づけば、当初抱いていた「あまりにも眩しすぎる人」という印象から、「過去も未来も今も、Aqoursや学校も全てを包み込む温かい光のような人」という印象へと変わっていきました。

 ここまで私が鞠莉に出会った経緯や好きになった経緯をものすごく簡潔にまとめさせていただきましたが、ここからは鞠莉の「過去に対する向き合い方」「未来に対する向き合い方」がどういうものなのか、ストーリーやアニメ、楽曲を基に私なりの考えを述べていきたいと思います。

②過去を絶対に無駄にしない

 2期6話「Aqours WAVE」にて果南が海へ投げ捨てようとしたノートを、自身がずぶ濡れになるのなんて構わずに取り戻そうとした場面がすごく好きです(何ならサンシャインのアニメで自分が選ぶ名シーンの一つ)。2期の鞠莉は学校のために奔走するシーンが多かったイメージなのですが、この時は「スクールアイドル」の、そして「Aqours」のために全力で動いていました。

 

否定しないで、あの頃のことを。
私にとっては、とても大切な思い出。
だからこそやり遂げたい。
あの時夢見た私たちのAqoursを完成させたい!

ラブライブ!サンシャイン!!TVアニメ2期6話「Aqours WAVE」より引用)




 フォーメーションの練習中に足を怪我し、大会を辞退する形となってしまいました。そのケガは鞠莉の将来さえ閉ざしかねないものでした。

あの日の私を超えていけ【ラブライブ!サンシャイン!!2期6話】【リリー召喚】 | 大好きはもうかくさないブログ

 果南とダイヤの真意に気づかないまま2年間を過ごし、留学先から戻ってきてからも果南やダイヤとの溝は中々埋まりませんでした。

anime ラブライブ!サンシャイン!! 第9話「未熟DREAMER」 | ムーディの応援隊ブログ

 そんな辛い出来事の数々でさえ、「大切な思い出」として抱きしめて前に進んでいたんです。もしもあの時、鞠莉が果南の練習ノートを取り戻していなかったら、フォーメーションは千歌達に受け継がれていなかっただろうし、Aqours WAVEを完成させることもラブライブ!で優勝することもできなかったでしょう。

 鞠莉が「過去を大切にする人」だったからこそイマのAqoursがあるのではないでしょうか。

 テレビアニメではここまででしたが、その数年後に展開されたスクスタメインストーリー3rdシーズンにて更なる展開が待っていました。それは、鞠莉達のAqoursチャレンジにもなった「3年生3人のみでもう一度スクールアイドルの大会に出場して優勝を掴み取る」ということ。

 この時、3人だけでなく私の中でも止まっていた時間が進み始めたような気がしました。

 正直なことを言うと、アニメで元祖Aqoursが納得のいかない形で敗退したまま終わってしまったのが自分としては少しモヤモヤしていたんです。9人となって優勝まで漕ぎつけたからいいのではないかと言われたらそれまでかもしれないけど、やっぱりあの時代のAqoursも救われてほしかった。そんな自分勝手とも言える願いが数年間、私の中に残ったままでした。

 

マリーね、いつか上書きしたいと思ってたの

スクールアイドルの大会に、
ひとつでも苦い思い出があるのは悲しいじゃない

だから、この3人で大会に出場してみたい……

ダイヤ、果南。
今度こそ、マリーと歌いましょう!

(スクスタメインストーリー34章「見たいの!Aqours!前編」7話「残してきたもの」より引用)

 

ねえ、私たちのチャレンジは、
あの場所に残してきた想いを迎えにいくことだけど、
もう少し欲張ってもいいかしら?

なんですの?

当ててあげようか?「3人で優勝」でしょ?

正解!

鞠莉さん、それは欲張りではありませんわ。
狙って当然のことです

やるからには優勝を狙いますわよ、元祖Aqoursで!

(スクスタメインストーリー34章「見たいの!Aqours!前編」8話「リトライ!」より引用)

 

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 この時が来るのをどれだけ待ち望んでいたか、自分でも計り知れないくらいの大きな感情が湧いてきました。

 元祖Aqoursとしての心残りを置いてきぼりのままにせず、苦い思い出を苦い思い出のままにせず、チャレンジのやり直しとして成し遂げてくれたことがすごく嬉しくて…。あの時置いてきた想いを迎えに行くと鞠莉本人が宣言してくれて、そして宣言通り3人での優勝を達成してくれて、私の心はすごく救われたんです。

 当時スクスタのメインストーリーを読み進めるのが遅れていた私がこのお話を見たのは丁度去年の6月に入った辺りでした。読み終えた数週間後に待っていたものといえば、Aqoursにとって2度目の東京ドームでのライブ

 そこで披露された3年生のみのバージョンの未熟DREAMER。私にとってすごく大切になっている思い出の1つです。まるで、鞠莉達が元祖Aqoursとしての想いを約束の場所まで連れてきてくれたような気がしたんです。メインストーリーを読むタイミングがリリースより遅くなったのさえも運命なのではないか。私の胸の中はそんな想いでいっぱいでした。

 東京ドームのステージで踊る3人の姿を見て涙を流しながら、鞠莉達3人のAqoursチャレンジで披露した楽曲はもしかすると「未熟DREAMER」なのかもしれないなって考えたりもしていました。

③遠い未来で

 好きなラブライブ!シリーズ楽曲の一つに「New winding roadがあります。鞠莉の、鈴木愛奈さんの歌唱力に引き込まれるのはもちろん、鞠莉だからこそ歌える歌詞もまた魅力の一つです(そしてライブで泣かずに聴けた回数は0回)。

 スクールアイドル、そして理事長としてAqoursや浦女のために奔走した鞠莉にとって、浦女で過ごした思い出は相当大きいはずです。

 更に鞠莉は3年生。3年生といえば必ず絡んでくる要素は「卒業」です。

 「New winding roadのテーマは「間近に迫った卒業に向き合う鞠莉の心境」だと思っています。

 人の数だけ人生のルートはあるわけですし、卒業してそれぞれの道を歩き始めれば、どれだけ絆が深くても離れ離れになってしまいます。

 だけど、心はどんな時でも「あの頃へ戻れる」「あの頃の空の色忘れはしない」と歌っているように、いつでもかけがえのない「イマ」を思い出せるんです。彼女は先の分からない未来に対して前を向ける手段を持っているんです。

 

一緒だよ!
だって、この空は繋がってるよ!
どんなに遠くても、ずっと!いつでも!

ラブライブ!サンシャイン!!TVアニメ2期12話「光の海」より引用)

 

 どれだけ離れていても、果南鞠莉ダイヤも、そして1年生や2年生のメンバーとも、同じ空の下で想いは繋がっています。

 

強く 私がもう一度夢を見る
まぶしい光探し求めてる
前を向いて新しい場所へと歩き出す
この道はとこへ続くんだろう?

(「New winding road」より引用)

 

 Aqoursの一員としての夢であったラブライブ!優勝」は叶いました。浦の星女学院理事長としての夢であった「廃校阻止」は叶いませんでした。

 夢が叶う喜びも夢が破れる辛さや悔しさも知っている鞠莉ですが、「仲間と過ごした思い出」があったからこそ、今度はその「思い出」を胸に未来へと飛び込む勇気を持っているのではないでしょうか。そして「どんな未来が待っているのだろう」という恐怖よりも好奇心が勝っているからこそ「探し求めてる」という言葉が出てきたのではないでしょうか。

 ここで、それまで私がこの曲で1箇所疑問に思っていたこととその答えを書き残したいと思います。

 その疑問点というのが「同じようで違う太陽」という歌詞です。空は同じなのに、何故太陽は違うのでしょう?

 その答えこそが「それぞれの夢」なのではないかと考えています。

 

同じようで違う太陽
遠く離れて気がついたこと
いまさらだけど伝えてみようか
それは今日じゃない もっと先

(「New winding road」より引用)

 

 鞠莉にとっての「太陽」って浦の星にいた頃の夢の先にある更なる夢なのではないかと思います。

 Aqoursのメンバーとして浦の星にいた頃は、明確に「廃校阻止」「ラブライブ優勝」という夢がありました。それは鞠莉だけでなく、残りの8人のメンバーも同じです。ですが、「同じ夢」から道は分かれ「それぞれの夢」へと9人は歩き始めます。

 叶った夢も砕け散った夢も全て抱きしめて、その先に待つ新たな夢に向かって、今度は「一人で」進む覚悟。だけど「独り」じゃない、同じ空で繋がる仲間がいるからこそ、再会の日まで歩み続けることが出来る。

 Aqoursを、浦の星女学院を愛していた鞠莉が新しい夢に向かう途中の自分自身を奮い立たせる。そんな文脈を感じる曲です。

④「わたし」と「小原鞠莉

 先程、私が好きなラブライブ!シリーズの楽曲の1つに「New winding roadがあるというお話をしました。私自身、この曲には何度も助けられてきました。

 少しだけ自分の昔話をさせて下さい。

 就職で地元を離れ、慣れない地の新居で泣きそうになっていた時、仕事やプライベートが上手くいかずに落ち込んでいた時、決まってこの曲を聴いていました。その度に歌詞が胸に強く響いてきて、そして傍で鞠莉が見守ってくれているような、優しい笑顔で私を包み込んでくれるような、そんな感覚になったんです。

 卒業というイベントを経て、学生時代に共に過ごした親友たちとの別れを経験したのは私も同じです。だけど同じように仲間と別れ、一人海外に旅立った鞠莉は、その時が来たら胸を張って仲間と再会できるように走り続けていました。私も負けていられない。こんなところでくたばってたら親友や鞠莉に置いていかれる。再会するときには一回りも二回りも成長していたい。そうして私は自分自身を奮い立たせていました。

 私がここまでラブライブ!シリーズを全力で追う日々を過ごせているのは紛れもなく鞠莉のおかげです。だから最後に、ここで鞠莉に対する感謝の想いを残してこの記事の締めとしたいと思います。

 鞠莉、誕生日本当におめでとう。あなたがいたから、いつも優しい笑顔で包み込んでくれているから私は頑張ることができています。あなたが過去も未来もイマも全て大切にしてくれているから、私は鞠莉やAqoursと共に走り続けることが出来ています。

 出逢ってくれて、本当にありがとう。これからもよろしくお願いします!